自立援助施設開設

　真正ジムの山下正人会長(53)が6日、かねてから夢であった自立援助ホーム「歩」(あゆむ)の施設開設パーティーを支援者、ジム関係者、総勢100名を集め、会長の地元、兵庫県伊丹市内のホテルで行った。
　「これから一生をかけて、いろいろな子供達の「お父ちゃん」をやります」と意気込みを語った。

　自立援助ホームとは15歳から20歳の青少年の自立を支援していく施設。山下会長は「自立支援を昔からやってみたいと思っていて、嫁さんの地元、奄美大島やねんけど、うちの重江(誉寛=24)とかがお世話になっていた方がそういう施設をやっていて、その人を通じてこういうのがあって、やってみたいと思って立ち上げたということです」と施設運営に至った経緯を説明。施設名の「歩」(あゆむ)の意味を問われると「一歩一歩、歩んでいくという意味でつけた。一生かけてやっていくつもりです」と意気込みを語った。

　パーティーにゲストとして出席した井岡一法会長は「俺も施設に4年間入ってボクシングを始めた経験があるし、ええ事やと思う。いろいろな境遇の子供もおるけど、自分自身がしっかりせなあかんけど、やっぱり、寂しさもコントロールできない子達もおるから、山下会長が親代わりになってやっていくっていう事はボクシング界にもええ事やと思う」と花向けの言葉を送った。

　施設にはすでに1名入所しているということで、6名まで受け入れ可能。
◽自立援助ホーム「歩」(あゆむ)
住所: 〒664-0012 兵庫県伊丹市緑ケ丘1-208-5
TEL072-783-5577