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2020年度年間賞各賞の受賞者が28日、発表された。年間最優秀賞は井上尚弥(27=大橋)。昨年10月にはラスベガスデビュー戦をKO勝利で飾り世界に衝撃を与えた。今年最初の顔見せは、2月11日(木・祝)に開催されるチャリティーボクシングイベント「LEGEND」(代々木第一体育館)で行われる公開スパーリング形式のエキシビジョンマッチ。レジェンド内山高志氏と元WBO世界フライ級チャンピオン木村翔(花形)が対戦に名乗りを上げている。
■各賞の受賞者とコメント
■技能賞&年間最高試合
※年間最高試合は田中恒成(畑中)戦
WBO世界スーパーフライ級王者
井岡一翔(Ambition GYM)
「まず始めに、このような難しい時期に試合が出来た事を、関係者の皆様、スポンサーの方々、応援してくださるファンの方々に深く感謝申し上げます。また、その試合を年間最高試合、技能賞として評価して頂きまして、大変嬉しく思っておりますし、また、励みになります。今年も更なる高みを目指して精進して参りますので、応援宜しくお願い致します。」
■殊勲賞
※令和初の日本人世界王者
WBO世界フライ級王者
中谷潤人(M・T)
「この度は殊勲賞を頂き嬉しく思います!ありがとうございます!更に飛躍出来るようこれからも目標に向けて頑張って参ります!」
■年間最高試合=世界戦以外
※ フェリックス・ベルデホ(米国)戦
WBOインターコンチネンタル王座決定戦
中谷正義(帝拳)
「選んでいただいたことは、大変ありがたく、光栄なことですが、自分としては満足できる試合内容ではなかったので、素直に喜べない部分もあります。次は世界戦を含めた年間最高試合を受賞できるように頑張ります。」
■努力・敢闘賞
OPBFライトフライ級王者
堀川謙一(三迫)
「努力·敢闘賞に選んで頂きありがとうございます。努力を続ける事も簡単ではなく、会長はじめジムの仲間に励まされ努力できたと感じています。頂いた名誉を汚さぬよう、努力を忘れず生きていきたいと思います。」
■努力・敢闘賞
スーパーフライ級3冠王者
日本・OPBF東洋太平洋
WBOアジアパシフィック
福永亮次(角海老宝石)
「この度は努力・敢闘賞受賞、本当に有難うごさいます。浮かれる事なく、先ずは今後のアジア3冠防衛戦を無事クリア出来るよう、日々精進してまいります。名王者、名選手がひしめき合う、激戦区スーパーフライ級ですが、チャンスがあれば世界タイトルにも挑戦したいです。今後ともご声援宜しくお願いいたします。*
■新鋭賞
※ライト級で元世界王者の伊藤雅雪(横浜光)に勝利
OPBFスーパーフェザー級王者
三代大訓(ワタナベ)
「多くの方々に認められ選出される年間表彰で、新鋭賞をいただけて嬉しく思います。未だコロナによって大変な状況が続いていますが、興行関係者、これまでルールを守って観戦してくれたボクシングファンの皆様に感謝申し上げます。新鋭賞に選ばれた選手は、のちに世界チャンピオンとなっていることが多いので、東洋タイトル獲得後は新鋭賞に選ばれるような選手になりたいと思っていました。2021年は気持ちを新たにフレッシュに戦って、更に上の賞を目指します!」
■女子MVP
多田悦子(39=真正)
女子年間最高試合 WBO女子世界ミニマム級王座決定戦(2020年12月3日)
多田悦子(真正)vs 宮尾綾香(ワタナベ) DANGAN AOKIプロモーション
ー受賞への感想?
「うれしい。軽量級でも、ああいうKOを見せられると示せた。ボクシングは芸術だと思っている。力だけじゃなく、タイミングが大事だと自分でも改めて実感した。真正ジムに世界のベルトが戻ってきたのもうれしい。コロナ禍で試合へ向けての調整以外にも、大変なことばかり。リングに上がれるなら、いいパフォーマンスを見せたいと思っていた」
ー12月の試合を振り返って?
「あの試合に向けては凄く短い時間で作り上げた。1月(に同じ宮尾と)の試合後に引退しようかと考えて、応援してくれた方々にあいさつに行ったりしていた。右太腿つけ根を痛めて手術の一歩手前という状態だったので。(結局、引退を思いとどまり)練習のやり方を根こそぎ変えました。ストレッチをはじめ柔軟性を高めるトレーニングや動体視力を向上させるもの、バランス感覚を磨くなど(体の状態を整える)コンディショニングを大切にした。ジムワークを再開したのは試合3カ月前ぐらい。スパーリングは約3週間で、それ以前に比べれば4分の1ぐらい。コンディショニングを意識したことで今は試合前より調子がいいぐらい。あの試合では9回KOだったけど、今なら前半でKOできそうと思う。(KOシーンについては)1月の試合で対戦した感覚が残っていたので、8回で(相手の)息が上がってきて9回は絶対に(相手が)出てくると思った。あのタイミングのカウンターは練習していた。それがハマった」
ー2021年の目標は?
「目標は4団体制覇で、あとはWBCのベルト。ただ(決定戦で獲得した現在保持する王座の)防衛戦をやらないといけないみたいなので。まず、そこへ向けて頑張ります。今年は40歳になる。悔いのないようにやっていきたい」
世界2階級制覇王者
粟生隆寛氏
世界3階級制覇王者
八重樫東氏