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[公開練習]2023.10.2

パンヤ「経験の差が出る」

 WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級正規王者のパンヤ・プラダブスリ(32=タイ)が2日、都内のジムで公開練習に臨んだ。

 パンヤは、10月7日(土)、太田区総合体育館で開催される「3150FIGHT vol.7」で、暫定王者の重岡優大(26=ワタナベ)と王座統一戦を迎える。

 キャリア41戦目のパンヤは「経験は自分の方が上。その差が出る試合になる」と静かに闘志を
燃やした。
タイ以外で試合をするのは2度目
 パンヤが国外で試合をするのは、これが2回目だ。2017年10月に中国でWBAインターナショナル王座戦に挑戦し、判定負けを喫している。「日本で試合をすることに関しては、特に問題はない。雨が降ったらロードワークができなくなるので、それだけが心配だ」と語った。口数は多い方ではなく、物静かな印象を受けた。
200ラウンドのスパーリングを消化
 試合を重ねながらコンディションを仕上げていくタイプなようで、「今年6月に防衛戦(田中教仁=三迫)をしたことで、さらに調子が上がった」。ミニマム級リミットまで残り4パウンド(約1.8s)と、コンディションの良さを強調した。
勝って王座統一戦を希望
 重岡の印象を聞かれたパンヤは「スピードがある選手だと思う」と多くは語らず。「自分もスピードで対抗する」と意気込んだ。

 この試合を勝てば、王座統一戦を希望しており、「銀次朗選手が勝てばやりたい」と重岡兄弟撃破を狙う。
練習は2ラウンドで終了
 会見後にはミット打ち、ドラムミット打ちを1ラウンドずつ披露。軽めの練習で力強さは感じなかったが、コンパクトでシャープなパンチを打ち込んでいた。
町田主計トレーナー(ワタナベ)
 パンヤを偵察した町田主計トレーナーは「唾を飲み込む仕草が多く、減量がきついのかなと思った。パンチは結構あるのではないか。打ち終わりの右ストレートを警戒している。スピードもあると思うが(優大の方が)上回っている。強い世界チャンピオンを想定しているので、予想外のことはない」と感想を語ると、「プレスをかけて、ガードの上からでもパンチを当てていきたい。今回は、手数を多めに攻めていければ」と重岡の勝利に自信を示した。

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