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亀田京之介(26=TMK)とスリヤン・ソー・ルビンサイ(35=タイ)が20日、京都市内で行われた「To the Future vol.32」のメインイベント、スーパーフェザー8回戦で拳を交えた。

日本のリングに帰ってきたスリヤンは、ほぼフルマークの判定で敗れるも、老獪なテクニックで観客を沸かせた。試合後、痛々しい左目のカットを治療しながら、タイの人気ボクサーは取材にも快く応じてくれた。

亀田の印象について「将来性を感じた」と話した。ダウンシーンはなかったが、効いたパンチに関しては「最終ラウンドのボディだけ」と、お腹を抑えるジェスチャーを交えながら陽気に語った。
まだまだ現役! 35歳のスリヤン
作戦に関しては「ボディ狙いだったが、目をカットしてプランが変わった」と悔しそうに話した。今後、日本でまた試合をするか?との質問には「もちろん。現役もまだまだ続ける」と、顔馴染みの記者とも約束を交わした。

元世界チャンピオンに完勝した亀田は試合後、落ち着いた様子で「元世界チャンピオンだからといって、特にやることは変わらない。ただ相手は世界のリングを何度も経験してる相手だから、そこだけは気を抜けなかった」と語った。
加えて「実力は自分の方が上だというのはわかっていた。だから前半で倒して勝ちたかったが、やはりスリヤンは世界を経験しているだけあってうまかった」と、前半で決めきれなかった悔しさをにじませた。

スリヤンの老獪なテクニックを前に、倒しきれなかったことに関しては「大きなパンチを狙いすぎた。もっと細かいパンチを打っていれば倒せた。悪いところが出てしまった。KOされたことのない選手だったから、倒したかった」と試合を振り返った。

ここ数戦、難敵を撃破してきた京之介だが、今後の展望に話が及ぶと「年内にタイトル戦をやりたい。狙っているのは、一階級上の奈良井翼(RK蒲田)なんかいいんじゃないかな。一度やっていて、その時は自分が2ラウンドKOで勝っている。向こうもやり返したい気持ちがあると思う。12月くらいにできたらいい」と、日本タイトル挑戦に強い意志を示した。