[記者会見]2025.5.26
力石政法とヌニェスが初対面!

IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級王座決定戦の記者会見が26日、横浜ベイシェラトンで行われ、同級3位の力石政法(30=大橋)と同級1位のエドアルド・ヌニェス(27=メキシコ)が顔を合わせた。
KO決着必至の一戦は、5月28日(水)、横浜BUNTAIで開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」のセミファイナルで行われる。
なお、明日(27日)、正午から横浜BUNTAIで行われる前日計量が一般公開されることも発表した。観覧希望者は、午前11時40分までに横浜BUNTAI 1階正面場外に集合してください。入場は先着順で会場内は立ち見。また、定員を超えた際は入場できない場合があります。
世界初挑戦を迎える力石は、「最高の練習環境で、この日までパーフェクトに仕上がった。当日はベストパフォーマンスを見せて勝つだけ。相手は勝ち星全てがKO。リスペクトした上で、しっかりと勝つ」と言葉に力を込めた。
勝てばIBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑)との兄弟同時世界チャンピオン誕生となるが、それは「勝った時のおまけ」と、ヌニェス撃破に集中している。
ベルトを争うヌニェスは、「日本で戦えるなんて思いもしなかった。プランはでき上がっている。(力石のKO宣言に対し)どちらが先にKOするか。28日は良い試合をして、メキシコにベルトを持ち帰る。体重もまったく問題ない」と、ベストコンディションを強調し、静かに闘志を燃やした。
ヌニェスと契約している英王手マッチルーム者のエディ・ハーン氏は、「日本のボクシングは盛り上がっているが、ファンに謝らないといけないことがある」と切り出すと、「ヌニェスは強いので勝ってしまう。そこを謝りたい」と絶対の自信を示した。
会見後の囲み取材では、「IBF王座を狙っていたが、チャンピオンが逃げたので、やっとここまで来た。ヌニェスが間違いなく勝つので、日本にもためらいなく来た。メキシコではすでにスターだが、この試合で世界的なスターになる。ここを勝って、ほかのチャンピオンと対決させたい」と、勝利は当然とばかりに余裕を見せた。
力石は、「想像通り、ジェントルマン」と、この日初対面したヌニェスの印象を語り、「これまでの試合と気持ちは変わらないと言ってきたが、やっぱり世界戦は違いますね」と、世界戦ならではの独特の雰囲気を感じているようだ。
「すべては、この日のためにやってきた。結果を残さないといけない。100か0の世界。世界チャンピオンにならなければ0。相手は強いが自分自身に勝ってこそ」と、決意を新たにし、人生最大の大一番に気持ちを高めた。
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