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[試合後談話]2018.2.26

ライト級ユース戦は意外な結末に

 日本ユース・ライト級王者の富岡樹(20=REBOOT)が26日、挑戦者に湯場海樹(19=YUVAX)を迎えて2度目の防衛戦に臨んだ。後楽園ホールで開催された「DANGAN207」のセミファイナル、両陣営の応援団がヒートアップする中、予想だにしない結末が待っていた。
決着がつかなかった
 サウスポー湯場が積極的に左を繰り出したが、富岡はスウェーでかわすと右ストレート、左フックをヒットした。2回、湯場が距離を詰めたところで偶然のバッティング。湯場の右目上の出血が酷く、これ以上の試合続行が不可能となり負傷引き分けとなった。
日本王座を目指したい
 2度目の防衛に成功した富岡は「練習でやってきたことがハマって1ラウンドが終わった時にレベルの違いを感じた。お客さんには自分の方が強いことを見せられたと思う」と話したが、完全決着をつけられず表情は冴えなかった。スーパーフェザー級2位にランクされている富岡は「1位の東上選手(ドリーム)か3位の三代選手(ワタナベ)と戦いたい」とさらなる飛躍を誓った。
もう一度戦いたい
 一方、不完全燃焼となった湯場は「全然疲れていないし、相手にもスピードを感じなかった。これからという時だったのに」と苦笑いを浮かべた。  
後半勝負だったが…
 湯場の父であり、元日本5階級制覇王者の湯場忠志会長は「ボディも左も当たって効いていたのでイケると思った。相手をわざと動かせて雰囲気を作らせないのがテーマだった。バッティングは誤算だった。勿体ない試合だった」と悔しさを滲ませた。
三代大訓(ワタナベ)
 この試合を観戦した日本スーパーフェザー級3位の三代大訓(23=ワタナベ)は「シンプルに富岡選手のスピードが速いなと思いました。バランスも良いし、僕と試合をしたらスピーディーな面白い試合になると思います。湯場選手も左ストレートがキレていたので、もう少し見てみたかったです」と感想を口にした。

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