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WBCユース・フライ級王者で日本同級2位の畑中建人(22=畑中)が8月13日から15日まで愛知県南知多郡の海水浴場で、走り込みを中心とした合宿を行い、砂浜ダッシュで下半身強化に努めた。合宿を終えた畑中に電話取材で感想を聞いた。
初の砂浜でのトレーニング
コンビを組んでいる石原英康トレーナーが所用でジムを休むため「この機会だから走り込みをしよう」と高校時代のボクシング部の同期で、現在はプロボクサーを目指しているカレル・アニスと午前と午後に分けて練習をした。
気温が高い中での練習に「めちゃめちゃ暑かったです。(気温が高いのは)わかっていたんですが、水分をとりながら走っちゃいました」と明るいトーンで話した。熱した体を冷やすために休憩がてら海に入ってまた走ってを繰り返した。
気温が高い中での練習に「めちゃめちゃ暑かったです。(気温が高いのは)わかっていたんですが、水分をとりながら走っちゃいました」と明るいトーンで話した。熱した体を冷やすために休憩がてら海に入ってまた走ってを繰り返した。
重心が安定した
「距離は長くないが、サーキットトレーニングやダッシュ系を中心に走った」と畑中自らが考案したメニューを消化。普段は山道での走り込みを行っているが、初の砂浜でのトレーニングに「いつもと違って(砂浜に)足を取られて、タイムも遅かった。足の親指で踏ん張れるようになって重心が安定した」と手応えを実感していた。父・畑中清詞会長も2日目に合流し、畑中の練習を見守った。
清詞会長も練習に同行
清詞会長が、現役時代に拳を交えた元世界2階級制覇王者のダニエル・サラゴサ氏とは、畑中が2017年にメキシコ修行に行ってから連絡を取り合うなど交流がある。そのサラゴサ氏から元WBC・IBF世界ライトフライ級王者のウンベルト・ゴンサレス氏とのチャリティーエキシビジョンマッチの動画とメッセージが送られてきた。サラゴサ氏は「次はキヨシとエキシビジョンマッチがやりたい」と希望しているという。
親子2代での世界チャンピオンを目指す!
次戦は決まっていないが、「今は焦らず、基礎練習をして作り上げていく」と話すにとどめた。日本ボクシング史上初の親子2代での世界王者誕生のために今はしっかりと地力をつけていく。