[記者会見]2025.7.28
比嘉大吾が覚悟の世界挑戦!
WBA(世界ボクシング協会)バンタム級タイトルマッチの記者会見が28日、横浜ベイシェラトンで行われ、王者のアントニオ・バルガス(28=米)と同級2位の比嘉大吾(29=志成)が熱い意気込みを示した。
バンタム級注目の一戦は、7月30日(水)、横浜BUNTAIで開催される「U-NEXT BOXING」のセミファイナルで行われる。
比嘉にとって異例の3試合連続での世界挑戦となる。これまでのキャリアの中で、何度も逆境に立ち向かってきた比嘉は、「気持ちはこれまでと変わらない」と静かな口調ながらも、内に燃える決意を感じさせた。
「あとは当日を迎えるだけ。勝ったらそのままだし、負けたらその場で引退会見をする」と冗談めかしながらも、覚悟のほどを語った。
これまで二人三脚で歩んできた野木丈司トレーナーは、「チャンピオンはオリンピックにも出場しているスタイリッシュで技術がある選手。序盤はタイミングを掴みつつ、プランを決めていきたい。武居戦と堤戦を経て充実したトレーニングを積むことができた。過去2戦より強い比嘉大吾を見せることができる」と、7年3ヶ月ぶりの王座返り咲きに自信を示した。
初防衛戦を迎えるバルガスは、「バッチリと仕上がっている。勝つために必要な準備はすべてやった。1〜2ラウンドは様子を見て、適応していく。ディフェンスを気をつけながら有効打をしっかりと当てていきたい。自分のスキルを見せる良い試合を見せたい」と落ち着いた表情を見せた。
バルガスをプロモートするエンリケ・エリック氏は、「比嘉に合わせたパートナーを用意してきた。勝つためにここに来た」と決意を明らかにした。
最後に比嘉は、「ディフェンスが勝負のカギを握る」と強調。「どちらかが倒れる試合になる」とKO決着を宣言した。
比嘉にとって最後の挑戦ともいえる重要な一戦。横浜のリングを熱狂の渦に巻き込みベルト奪取となるか?!
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