[公開練習]2025.7.24
R・サンドバル! 火花が散るような打ち合いで、すべてを奪う!
WBA(世界ボクシング協会)フライ級3位、WBC(世界ボクシング評議会)同級2位のリカルド・ラファエル・サンドバル(26=米)が24日、横浜市内のジムで公開練習に臨んだ。
7月30日(水)、横浜BUNTAIで開催される「U-NEXT BOXING.3」のメインイベントで、統一王者の寺地拳四朗(33=BMB)に挑戦するサンドバルは、「この試合のために準備してきた。今はエキサイティングな気持ち」と静かに闘志を燃やした。
練習前の会見に臨んだサンドバルは、「ずっとこのチャンスを待っていた。しかも、一気に2本もベルトが手に入る絶好の機会。戦略に沿った戦いで、見ている人をワクワクさせる。彼が持っている全てを奪いにいく」と真っすぐな眼差しを向けた。笑顔と緊張が入り混じる表情ながらも、堂々とした姿勢を見せた。
ニックネームは「エル・ニーニョ(スペイン語で小さな男の子)」。童顔で可愛らしい見た目ながら、その闘志は熱い。サンドバルは「チャンピオンも童顔だが、『可愛らしい2人があんなに激しい打ち合いをするんだ!』という試合を見せたい」と意欲を燃やした。
父の影響でテレビを見て興味を持ち、10歳でボクシングを始めたサンドバルは、アマチュア時代に135戦119勝16敗、ゴールデングローブ5連覇を果たし、2016年6月にプロデビューした。
世界戦に向けて、カリフォルニア州ビッグベアでの高地トレーニングを敢行し、スタミナと持久力を強化。さらに、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)戦と矢吹正道(LUSH緑)との第1戦の映像を見て徹底分析した。「拳四朗選手は手数が多いが、隙があり、カウンターを打ち込めるチャンスがある」と意気込んだ。
会見後には、シャドーボクシング、ミット打ち、パンチングボール、サンドバッグ打ちを披露。ミット打ちでは接近戦を想定して、ジャブから左右アッパーをコンパクトに打ち込み、左フックのナックルを返すタイミングにも余念がなかった。
拳四朗を指導する加藤健太トレーナーは、「好青年で真面目そう。練習をしっかりと見せるということは、それだけ自信があるということ」と評価。その上で、「好戦的なので、愚直に前に出てくると思う。そこを警戒しつつ、火花が散らないような展開にしたい」と語った。
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