[特集]インタビュー
2008.9.24
最強後楽園インタビュー.3
フェザー級決勝
日本フェザー級3位
高山和徳(船橋ドラゴン)
最強が決着の舞台!!
最強後楽園フェザー級決勝に歩を進めた高山和徳(船橋ドラゴン)。決勝で拳を交える梅津宏治(ワタナベ)とは昨年7月、フルラウンドの8Rを戦い、三者三様ドロー裁定により決着がついていない。その後12月、梅津の同門・福原力也と戦い4ラウンドKOで勝利し、念願の日本ランク入りを果たした。しかし、高山は日本ランカーとなった今も、梅津戦のドロー裁定が心のどこかにシコリとなり、不完全燃焼となって燻っていた。そして最強後楽園決勝の舞台。日本王座挑戦権を賭け、再び高山は梅津とリング上で対峙する事となった。高山はボクサーとして一歩先に進む為、運命のリングとなる10月8日・最強後楽園決勝に賭ける意気込みを語ってくれた。
□最強後楽園に向けて意気込みを
高山「自分は去年、福原選手に勝って日本ランカーになりました。そして、A級トーナメントが最強後楽園に生まれ変わって、ランキング上位から出場権があり、優勝者は日本王座挑戦権が与えられる。日本ランカーになり、最強に出場できるのがラッキーだった。僕としては最強後楽園が王座挑戦に対してラストチャンスと思っています。万が一ここで負けると、チャンピオンに挑戦の声を掛けてもらうのを待つだけでしょうから。最強は優勝者がチャンピオンに挑戦出来るんですが、それ以上に僕は梅津さんと決着を着けられるのが…(笑)」
□以前ドロー裁定になっている梅津戦。梅津選手をどう分析しますか?
高山「実は、僕的には梅津さんとはドローの後、またやるんじゃないかって気がしていたんです。去年の試合、僕は日本ランカーじゃなく、梅津さんは元日本王者。試合をしていて、ディフェンスが物凄く巧く、パンチを外したり、腕でのブロックで僕はパンチを当ててはいたんですが、クリーンヒットの感触がなかった。梅津さんは基本スタイルは今も変わってないと思うんです。僕はフィジカル面でのアップを図ってます。だけど、梅津さんは去年と状況が違うし、モチベーションが違うと思う。ボディワークや突進力が3倍アップ位の気持ちで来ると思ってます」
□試合展開の予想は?
高山「梅津さんは今回も僕が足を使って、判定狙いと思っているでしょうね。僕は8R逃げる自信はありません(笑)。正直、僕がどこで打ち合いを展開するか。まだ決めてはないですが、打ち合いに持って行く所、読みどころが勝負の分かれ目ですね。いかに梅津さんは足を止めて打ち合いに持っていこうかと考えていると思う。そこを逆に僕がいかに仕掛けるかでしょうね」
□最強後楽園はどこに注目して欲しい?
高山「それはズバリ!!フェイントに注目して下さい!!僕が今まで勝利を積み重ねて来たのはやりずらさであり、相手をイライラさせる所だと思っている。それが最終的にはフェイントに結びつくんです。(最強後楽園決勝第1試合目に付いては)僕は第1試合でも、何試合目でも関係ないですよ!!」
□最後にファンにメッセージを!
高山「本当、4・6回戦から応援して来てくれた人達は、僕が日本ランカーになるなんて思ってなかったでしょうね。梅津さんも含め、高山は運だけと思ってる人もいると思う。階級をフェザー級に上げた事で、僕がイメージする動きが出来て来ている。僕の運に実力が伴なえば、最強後楽園決勝は自然と良い結果が付いて来るでしょう。応援宜しくお願いします!!」

最強後楽園決勝、対戦相手の梅津は高山戦のその先を見ている。しかし、高山は日本王座挑戦権より梅津との決着にこだわり、意識を高める。「梅津さんともう一度戦う気がした」と語った高山。既に「運命」と「運」を高山は充分持ち合わせている。運だけで日本ランクに入れないであろうし、最強後楽園初戦も勝ち抜けない。「運も実力の内」と言う諺があるが、高山はもう充分に「実力」を手にしているのではないのだろうか?高山・梅津どちらが決勝戦を制し、激戦区日本フェザー級を抜け出すのか注目したい!
「ボクモバの目」
高山は非常にマイペースなボクサーである。インタビューでも「自分の感覚で練習し、無理をしすぎず自分のペースで」と話す。日本王座挑戦権が懸かった試合であれば、無理をするのも分かるのだが、高山に言わせれば「初戦がオーバーワークになったから」と言う。しかし、高山は自信のボクシングスタイルを充分理解し、勝つ為に何が必要なのか答えを見つけ、勝つ為の練習に集中している。最強後楽園フェザー級決勝は、"最強のベストバウト"になる匂いが漂う!!
フライ級決勝進出
村中 優(F赤羽)>>
フェザー級決勝進出
梅津宏治(ワタナベ)>>
ライト級決勝進出
熊野和義(宮田)>>
ウェルター級決勝進出
牛若丸あきべぇ(協栄)>>
ミドル級決勝進出
氏家福太郎(新日本)>>
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