[特集]インタビュー
2008.9.24
最強後楽園インタビュー.4
ライト級決勝
日本ライト級4位
熊野和義(宮田)
2年連続優勝そして…。
宮田ジムには言わずと知れた“国民の期待”WBC世界フライ級王者・内藤大助が所属している。熊野は内藤と共に練習し、防衛戦前の北海道キャンプにも同行し、世界王者の動き・凄さ・考え方を体感する事で、ボクサーとしてのポテンシャルを飛躍的に向上させている。最強後楽園初戦では、2年前のA級トーナメント決勝で苦杯を舐めた長瀬慎弥(フラッシュ赤羽)と対戦。熊野は前回の敗戦を糧とし、長瀬を研究する事でリベンジに成功。最強後楽園決勝に駒を進めた。熊野にとって日本ライト級王者・石井一太郎(横浜光)とは是非とも戦いたい想いがある。熊野・石井は過去に対戦経験があり、その時は熊野が石井に勝利しているのだ。最強後楽園決勝は王者・石井との再戦と王座挑戦権を掴む為、熊野は決して躓いてはいられない。熊野和義が最強後楽園決勝に向け、その胸の内を語ってくれた。
□最強後楽園に向けて意気込みを
熊野「今回から優勝者には日本王座挑戦権が付いているし。随分前になるけど、6年前の東日本新人王スーパーフェザー級決勝で石井選手と戦って勝っているんです。最強後楽園で優勝し、是非石井選手に挑戦し、日本王者になりたいですね。石井選手もボクシング雑誌で僕と戦いたいと言っているし、面白い試合になるんじゃないですか」
□最強後楽園決勝で戦う中森宏選手(平仲)をどう見ていますか?
熊野「身体能力が高く、パンチを当てるタイミングが良いですね。才能豊かな感じがします。中森君とは2回程スパーをしているので、中森君の良い所は理解している。試合では危ない場面は作りたくないな。当て感も良く、タイミングも良いし、中森君は倒し屋の臭いがします」
□熊野VS中森はどんな試合展開になると?
熊野「多分、僕が中森君を追う展開になるんじゃないかと。中森君は距離を取りたいし、接近戦はイヤでしょうから。僕としては接近戦に持って行けたら良いかな。でも、離れた距離も僕は不利ではないですけどね」
□決勝戦で注目して欲しいポイントは?
熊野「前半、僕が良いパンチを貰いつつも後半、粘りの逆転勝ちを期待して下さい(笑)だけど、中森君のパンチを貰ったらヤバイですけど」
□最後にファンにメッセージを!
熊野「A級トーナメントから数えて、4年連続出場って僕が初めてじゃないですか?去年は優勝しているし、今年も優勝し、2年連続優勝を引っ下げ、来年は石井選手とのタイトルマッチに挑みます。10月8日は僕の日本タイトル前哨戦!!。是非、後楽園ホールに応援に来てください!!」

熊野決勝の相手は日本ライト級5位・中森宏(平仲)。中森は今年3月、現日本ライト級王者・石井一太郎(横浜光)と空位となった日本ライト級王座決定戦を戦い、石井に無念のTKO負けを喫し、王座戴冠を許している。中森にとって、王者・石井には返さなければならない貸しがある。インタビューにもあるが、熊野は6年前の新人王決勝で石井に勝利し、新人王に輝いている。熊野・中森・石井と、それぞれの思惑が交差する最強後楽園決勝。果たして熊野・中森どちらが勝利し、石井の対角線上に立ち、再び拳を交える事と成るのか?最強後楽園ライト級決勝は、新たな"名勝負数え歌"の序章となる!!
「ボクモバの目」
熊野は第49回全日本新人王・A級トーナメント優勝の実績を持つ。178cmとライト級としては大きな身長を武器に、持ち前のスタミナと、退る事のないボクシングで対戦相手を飲み込んで行く。現在の宮田ジムは、内藤大助に続けと若きボクサー達が明日の内藤を目指し、日々戦っている。個性豊かな宮田ジムで、熊野は内藤に続く宮田ジムの若きリーダーとして、最強後楽園優勝を掲げ、初の日本王座挑戦を掴みたい所であろう。最強後楽園決勝、熊野和義のスタミナと前に出るボクシングが花開く舞台となるか期待したい!!
フライ級決勝進出
村中 優(F赤羽)>>
フェザー級決勝進出
梅津宏治(ワタナベ)>>
フェザー級決勝進出
高山和徳(船橋D)>>
ウェルター級決勝進出
牛若丸あきべぇ(協栄)>>
ミドル級決勝進出
氏家福太郎(新日本)>>
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