だいごのジム訪問、今回は米国ラスベガスにある「Real Boxing Gym」に行ってきた。当初は、「サラス ボクシング アカデミー」に行こうとしたのだが、ウーバーに連れていかれたところは同じ住所だったが、まったく違うボクシングジムだった…。
運転手に連れられてきた場所には「サラスボクシングアカデミー」の看板ではなく、「REAL BOXING」。中に入ると、狭いスペースの中央にリングがあり、黒人選手がマスボクシングをしていた。
こちらに気がつくと、ギロリと睨みつけ、「何の用だ?!」というようなことを言っている。「ここはサラスボクシングアカデミーですか?」と聞いたところ、「違う、ここじゃない。斜め向かいだ」と教えてもらった。
改めて、サラスボクシングアカデミーに向かうとこの日は休みだったようだ。ラスベガス中心部から車で30分以上かけて来たので、このまま帰るのはもったいないと再度、「Real Boxing Gym」に向かい、取材を申し込んだ。断られるかなと思ったが快く受けてくれた。
ジム内は熱気に包まれており、黒人選手たちが、明日の成功を夢見て、真剣な眼差しで汗を流していた。昼間に世界のトップ選手が集うトップランクジムに取材に行ってきたのだが、まさに真逆ともいえる雰囲気。音楽がかかっていることもなく、サンドバッグを打つ音と、選手の息だけが聞こえる空間で話しかけるなという、ピリピリした雰囲気だった。