■三代選手は、大学時代の後輩ですね。
保田 2歳下で2年間同じ寮で生活をしていたので、やりにくいですが、決まればやるしかないですね。
■現在のライト級は三代選手、鈴木選手、宇津木選手が思い浮かびます。
保田 自分は名前負けしていますね。でも、直接対決すればわかることですので。
■挑戦者のカルコシア選手の印象を聞かせてください。
保田 森武蔵選手(志成)と試合をしているのですが、ほぼフルマークをつけるジャッジがいたり、3点差もいたじゃないですか。良い右ストレートを打っていたので、採点はそこまで離れていないなと思いました。森選手もプレッシャーをかけあぐねていたので、パンチ力はあると思います。スタミナがないなと思いましたが、そう思って戦うとプラスに働かないので、気にせずに戦いたい。
※森とカルコシアは、2022年7月に対戦し、森が判定勝ち
■前戦は、チャンピオンの力を見せてしっかりと仕留め切りました。
保田 佐伯選手の勝負のかけどころが上手ったです。多分、12ラウンドまでやるつもりはなかったんだろうな。5ラウンドに全スタミナを使って攻めてきて怖かったです。「これ、(佐伯選手は)12ラウンドまでスタミナが続くのかな」と。冷静になればわかることなのですが。しかし、6ラウンドから徐々に落ちてきたので、ずっとプレッシャーをかけ続けてきたことは間違っていませんでした。
※保田は、今年1月に佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)に9回TKO勝ちし2度目の防衛に成功
■保田選手は、傍目にはわかりづらいプレッシャーのかけ方が上手いのですが、強さもアピールしていきたいですか?
保田 はい。プロボクサーとしての課題です。練習の成果は少しずつ出せてきていると思うのですが。
次戦は上手さより強さを見せる
■東京ドームでのビッグイベントでは、井上尚弥選手のベルトを持って入場する大役を果たしました。
保田 自分はほとんどの試合を後楽園ホールでやっているのですが、すごいところでやっているなと思いました。後楽園ホールの何十倍も大きいですもんね。