■チャンピオンに就いて1年が経ちました。
保田 周りがすごい選手ばかりなので、自分がチャンピオンだなんて思ったこともないです。上には上がたくさんいるので、天狗になんてなれませんよ。
■先ほど話していましたが、次戦は落とすわけにはいきませんね。
保田 はい。負けたら終わりだと思っています。
■話していると、保田選手は淡々としているというか。普段、怒ることってあまりなさそうに見えますが。
保田 そんなことないですよ。結構、せっかちなほうだと思います。
■意外ですね。
保田 今、思い出したのですが、知り合いに試合のポスターを送ったのですが。今回、Tシャツを販売することになって、郵便局に袋をもらいに行かないといけなかったのに忘れてしまって。今、思いだしてイラッとしました。
■それは、保田選手のミスじゃないですか(笑)。
保田 そうですよね。二度手間になるのが嫌なんです。
■それは誰でもそうだと思いますが。。では、最後に次戦はどのような試合を見せたいですか?
保田 二度手間にならないような…(笑)
■どんな試合ですか(笑)。
保田 それは冗談で。ここ3試合、長期戦が続いているので序盤で倒せたらと思います。森選手は8ラウンドまで戦っているので、そこまでは絶対に行きたくないです。5ラウンドまで倒せたらと思います。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
チャンピオンに就いてから1年が経ち、心境の変化が出てきたようだ。国内ライト級最強を証明するべく、まずはカルコシア撃破に全力を注ぐ。決して派手な倒しっぷりではないが、相手をジワジワと追い込んでいく戦術は目を見張るものがある。7月9日は、保田のパフォーマンスに注目だ。
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/>Kishimoto・Bobby>