OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(26=大橋)は、7月25日(火)に有明アリーナでOPBFバンタム級7位のロニー・バルドナド(27=比)と54.0kg契約8回戦で対戦する。
昨年12月に初防衛に成功した武居は、6戦全勝(6KO)とパーフェクトレコードを更新。バンタム級転向を見据えて、今回はスーパーバンタム級リミット(55.3kg)より1.4kg軽い契約体重でリングに上がる。
この試合に向けて、武居は関西でのスパーリング合宿を敢行。大いに収穫があったようだ。
■先月(6月9日〜)、関西にスパーリング合宿に行きましたね。
武居 はい。真正ジムと西宮香風高校に1週間ほど行きました。初めてのスパーリング合宿でしたが、いろいろなタイプの選手とできて良かったです。
■どのような選手とスパーをしたのでしょうか?
武居 松本選手(VADY)や津川選手(ミツキ)、小林選手(エスペランサ)です。他のジムでスパーをするのも刺激的で見られているのを感じました。
※松本海聖(写真右/VADY=2022年度全日本バンタム級新人王)
※津川龍也(ミツキ=日本ユース・スーパーバンタム級新人王)
※小林廉(エスペランサ=2020年度西日本バンタム級新人王)
■本日(6月16日)のミット打ちでは、何度か首を傾げる場面がありましたね。
武居 新しいパンチを覚えているところです。一つだけではなくて、いろいろなパターンをですね。
攻撃パターンを増やしている
■攻撃パターンが増えると、得意とする右フックも活きてきますからね。
武居 そうですね。スパーリングをしていても、これだけ(右フック)だけではダメだなと感じているので、いろいろなことを試しながら覚えていかないと。ジャブ一つから磨いていかないと。
■前戦は、粘り強い相手に手を焼いた中で最後は仕留めました。
武居 あんなに長いラウンドを経験したのは初めてでしたし、やりにくいタイプだったのでいろいろなことを経験することができました。ボクシングを知ったなぁという感じです。
※昨年12月にブルーノ・タリモ(タンザニア)に11回TKO勝ちしOPBF王座初防衛に成功
■ラウンド数は長く感じましたか?
武居 そうですね!5ラウンド目あたりから集中力が切れていましたが、そこからもう一度持ち直してできたのは収穫でした。ただ、納得がいく内容ではなかったです。最初に自分がカットして焦りもありました。(タリモ選手は)打たれ強くて、やりづらくてフィジカルが強かったです。メンタル的にもすごく勉強になる一戦でした。