■ここで苦戦したことは、今後に向けて大きな収穫になったのではないでしょうか。
武居 先を見据えて長いラウンドを経験することができました。
■次戦の相手も厄介ですね。
武居 そうだと思います。田中恒成選手や最近の試合を見ても、気持ちが強くてテクニックがある、やりにくいタイプだなと思います。
■54.0kg契約戦での試合についてはいかがでしょうか。
武居 そうですね。デビュー戦と2戦目は54.5kgで、試合をしたのですが、その時はまだ余裕がありました。それ以来の試合なので減量面での不安はありますが、バンタム級で動けるなら自信があります。ボクシング転向後からバンタム級での試合を視野に入れていたので、そのつもりでいました。八重樫さん(八重樫東トレーナー)も「落とせるでしょ?」と。いろいろと聞きながら、しっかりと落として試合当日にどれくらい動けるかですね。
■キックボクシング時代は、こんなに落としたことはあったのでしょうか?
武居 19歳の時に53.0kgでやっていたんですが、当時の映像を見たら細いなと思いました。
■ボクシングに転向して6戦経験しました。何か感じたことはありますでしょうか?
武居 いろいろなタイプの選手がいるなと思いました。自分的にはまだまだです。世界に行くまで負けずにいきたいので、技術を磨いていかないといけない。昨日、尚弥さんとラミド選手のスパーリングを見ていて「これがトップかぁ」と。
■ラミド選手は、実力者ですが世界ランキングは15位以内に入っていないですからね。
武居 そうなんですか?!とんでもない(世界)ですね。昨日のスパーを見てヤバいな!と思いました。
※ジャフェスリー・ラミド(米=WBC世界フェザー級20位)