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[特集]インタビュー
2023.6.1
日本Sミドル級2位
帝尊康輝(一力)

6/10(土) エディオンアリーナ大阪第2競技場
日本Sミドル級王座決定戦
野中悠樹vs帝尊康輝


帝尊康輝「尊敬しているからこそ全力で潰す」
 元OPBF東洋太平洋ミドル級王者で、日本スーパーミドル級2位の帝尊康輝(30=一力)は、6月10日(土)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「3150FIGHT SURVIVALvol,5」のセミファイナルで同級1位の野中悠樹(45=渥美)と空位を争う。


 帝尊は、2019年10月の試合を最後に一時期ボクシングから離れたが、昨年5月にカムバックすると、復帰3戦目で新設された日本スーパーミドル級に参戦を決めた。



■今、履いているのはなんというものなのでしょうか?
帝尊 足半下駄(あしなかげた)と言います。動きの確認だったり、ロープを飛ぶ時に使っています。東京に来た時にお世話になっている方に「パフォーマンスが上がるよ」と勧められて、2年前から履くようになりました。歩くだけでストレッチになりますし、バランスが良くなりました。

■タイトルマッチを控えた今の心境を聞かせてください。
帝尊 久しぶりですからね。ワクワクもしますし、何というのかな…、「もう一度、こういう舞台に戻ってきたんだな」と。



■インタビューも久しぶりですね。
帝尊 久しぶりに来たなと(笑)。タイトルが決まった時しか来ないからな(笑)。

■スーパーミドル級での試合についてはいかがでしょうか?
帝尊 ミドル級から約4kg増えるんでね。なにせ18〜19歳からこの身長(190p)でずっとミドル級でしたからね。僕くらいじゃないですか。ずっと同じ階級でやっていたのは。そろそろ階級を変えてもいいだろうなと思っていました。周りは体重がしんどくなったら変えるけど、それができなかった。新設されたスーパーミドル級ですが、国内に(同じ階級の)選手はいないですし、コロナがあって海外からも呼べない状況でした。しかし、タイミング的に新しい階級でやることができて良かったです。スーパーミドル級も減量は楽ではないですが、地獄を見るような減量ではないです。



■日本タイトルに対する思いを聞かせてください。
帝尊 昔、強いチャンピオンから東洋王座を奪ったことで、大きく満足した部分がありました。ただ、実際に、東洋を獲ったところで生活が変わることもないですし、一般の人に認知されるわけでもない。モチベーションは、シンプルにどこを目指すかではなくて、「日本一」という肩書きを全力で獲りにいく。
※2016年11月にドゥワイト・リッチー(豪)に判定勝ちしOPBF東洋太平洋ミドル級王座を獲得。

初めてタイトルに挑んだ気持ちに近い

■野中選手の印象を聞かせてください。
帝尊 昔、スパーリングをしたことがありますが、僕からしたら憧れの存在。憧れという言い方はおかしいかな。尊敬できる人ですね。必ずしっかりと仕上げてくるし上手さもあります。初めてタイトルに挑んだ時の気持ちに似ています。年齢は、めちゃくちゃ上ですが、人生の先輩、ボクシングの先輩として心から潰しにいきたい。

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