■フェザー級のチャンピオンや上位ランカーは気になりますか?
松本 絶対に勝てるというよりかは、「戦ったらどこまで通用するんだろうか?」という思いはあります。キャリアの面でまだ差はあると思います。ただ、4戦やって少しずつ近づけているのかなと思います。

■4戦して手応えを感じているところを教えてください。
松本 まだ多少の不安はありますが、プロの雰囲気はわかってきました。

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親の七光りだとは思われたくない

■ここまで、非常に良いキャリアを重ねていると思います。
松本 そうですね。プロになってからコンスタントに試合をさせてもらっています。デビュー戦ではダウンをして悔しい気持ちがありました。世間の声も「松本は打たれる」とか、「そんなに大したことない」と言われたところからのスタートでした。次戦も五分五分だと思っている人もいると思う。その悔しさを力に変えたい。
※2020年8月に三宅寛典(ビッグアーム)と対戦。初回にダウンを喫したが、4回TKO勝ちした

■コンビを組む父の松本トレーナーの長男ということで、キッズ時代から注目されてきました。ただ、プロ入り後は逞しくてしっかりと自立しているのを感じます。
松本 父の背中を見て育ってサラブレッドと言われるのですが、何より幼い頃からチャンピオンになった人たちを見てきていますし、結果を出せなかった選手も見ています。八重樫さんの練習を近くで見ていて「どういった人がチャンピオンになるのか」を自分なりに考えていました。七光りだとは思われたくないんですよね。

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■なるほど。
松本 中学の時にもてはやされたのですが、高校に入ってからダメで。

■ダメということはないと思うのですが…。
松本 中学時代の期待に比べたら周りの期待に応えることができなかった。その時に考えるじゃないですか。「なぜ、ダメなんだろう。なぜ、勝てないんだろう?」と。考えることが多くなりましたね。

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