試合:スーパーバンタム級注目の一戦。WBO-AP王者で9戦全勝(9KO)の村田は、緩急をつけたコンビネーションと無尽蔵のスタミナで攻め立てるサウスポー。元世界王者を撃破し世界をアピールしていきたい。元IBF世界Sバンタム級王者の小國は、相手の長所を消しながら巧みな試合運びでペースを手繰り寄せる技巧派。サウスポーとの対戦は、2017年9月の世界戦以来、約7年8ヶ月ぶりだ。

元世界4階級制覇王者のニエテスは、戦績51戦43勝(23KO)2敗6分の古豪。2022年7月に当時のWBO世界Sフライ級王者の井岡一翔(志成)に敗れて以来の来日だ。老獪な戦略を駆使してペースを手繰り寄せる試合巧者。日本Sバンタム級2位の池側は、昨年10月の日本王座挑戦者決定戦以来の再起戦。中間距離からキレのあるパンチで組み立てるサウスポーのカウンターパンチャーだ。池側にとって大きな経験となる試合になりそうだ。

日本Sバンタム級3位の細川は、豊富なスタミナと馬力を活かした攻撃を得意とする右ファイターで4連勝中と絶好調。WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)チームメイトのエイドリアンは、長いリーチを活かしたジャブを軸に中間距離で勝負する右アウトボクサー。中盤以降に激しい打撃戦が繰り広げられそうだ。

日本Sフライ級7位の馬場は、上下の打ち分けを軸としたテンポの良さが怒るテクニシャンで、打ち合いもできるオールラウンダー。今回がジム移籍初戦となる。日本Sフライ級14位の熊谷は、思い切りの良いスイングとタイミング抜群のカウンターが魅力。序盤から積極的に仕掛けていきたい。