2022年10月ドミンゴとの対戦で初黒星を喫した飯村は、その後の戦いで日本王座と(現在は返上)、OPBF東洋太平洋王座を獲得し復活を遂げた。フライ級での盛り上がりが続く中、この試合は飯村にとって世界へアピールする絶好のチャンス。再戦に挑む飯村は、リベンジへの想いを胸にさらなる高みを目指す。IBF世界4位のドミンゴは現在5連勝中で、鋭い踏み込みから思い切った左右を振ってくる好戦的なタイプだ。飯村はリベンジを果たし頂点への道を切り拓くことができるのか?

両者は2023年12月に日本王座を懸けて対戦し、仲里が判定勝ちで初防衛に成功した。2度目のタイトル挑戦の村上は、相手の攻撃をシャットアウトしながら巧みにポイントを重ねていく技巧派サウスポー。前戦は、打ち合いも見せて攻撃の幅の広さを見せた。仲里は昨年11月に再起に成功。強打とテクニックを兼ね備えたバランスの良い右ボクサーファイターだ。村上がリベンジしてベルトを獲得するのか?仲里が王座返り咲きを果たすのか?前半終了時の公開採点で試合の流れが決まりそうだ。

見どころ:前日本Sライト級王者の藤田が、日本王座戦以来、約1年1ヶ月ぶりの再起戦に臨む。左右ともに殺傷能力の高いパンチを武器に戦うスイッチヒッターで、一撃で仕留める嗅覚に長けている。王座奪還に向けて再出発を図る。日本Sライト級13位の川村は、フィジカルの強さと決定力の高い左フックが光る好戦的なタイプ。昨年9月には元王者の近藤明広(一力)と引き分けており、藤田を撃破しランキング上位を狙う。一瞬の隙も見逃せないスリリングな攻防が予想される。

2024年全日本ミニマム級新人王の杉浦は、フィジカルの強さと回転力を活かした連打を得意とする右ファイター。1年6ヶ月ぶりとなるサウスポーとの対戦だ。ランカー初挑戦の宮川は、足を使いながらピンポイントで当てていくスイッチヒッターだ。打ち合いを避けつつ、巧みに相手を翻弄したい。若手ボクサーの成長と戦術が激突する見逃せないカードだ!