前日本Sバンタム級王者の下町は、懐の深さを活かした巧みな試合運びを見せる技巧派サウスポーで気持ちが強い。世界に向けて突き進むために大事な一戦だ。元IBF世界バンタム級5位のディパエンは、2021年12月に当時WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)に挑戦したが8回TKO負け。驚異的なタフネスぶりでモンスターの強打を耐え続けた。下町としては、無理に打ち合わず、中間距離でペースを握りながら後半に山場を作っていきたい。

日本Sフェザー級7位の福井は、昨年8月の日本王座挑戦以来の再起戦。ジャブから多彩なコンビネーションに繋げる試合巧者。復活し再びタイトルへのアピールしたい。2022年全日本Sフェザー級新人王も大谷は、重厚なプレスからワンツー左ボディで崩していく好戦的なタイプだ。関西実力者同士による好カード!

木村は、テンポの良さが光る好戦的なタイプ。勝ち星から遠ざかっているが、強豪との対戦で、着実に力をつけている。約2年8ヶ月ぶりにカムバックする須藤は、しつこい前進と回転力を活かした連打が光る。

2024年度全日本Sライト級新人王の田下は、決定力のある右フックとスピードが魅力のサウスポー。ここはしっかりと勝ち切り、大きなチャンスにつなげていきたい。

三尾はジャブからワンツー左ボディにつなげるスタイリッシュなスタイル。連敗脱出とA級昇格を目指す。ハンマーは、力強い右オーバーハンドを主武器とする右ファイター。キャリア初期は黒星が先行したが、現在連勝している。打ち合いに持ち込みたいハンマーと中間距離で勝負したい三尾。どちらに軍配が上がるか!

※藤本棄権 試合中止