どころ:WBC世界バンタム級王者の中谷のV3戦。王座決定戦、初防衛戦、V2戦と圧倒的な強さで世界の強豪を退けており、向かうところ敵なしだ。挑戦者のクエジャルは25戦全勝(17KO)の23歳。シャープなジャブから角度をつけた左ボディ、右オーバーハンドが光る、まとまったタイプだ。今回もしっかりと倒して王座統一戦に弾みをつけたい。

WBO-AP王者の那須川が元世界王者のマロニーと拳を交える。試合を重ねるごとにボクシングスタイルにアジャストしており、反応の良さ、スピードに加えて決定力が上がっている。前WBO世界バンタム級王者のマロニーは、5月に武居由樹(大橋)に敗れて王座を陥落。これが再起戦となる。打ち合いもアウトボクシングもできるオールラウンダーですべてにおいてレベルが高い。つい半年前まで世界チャンピオンの座についていたマロニーに対して、世界挑戦のカウントダウンが始まった那須川が、期待どおりのパフォーマンスを見せることはできるのかー。

WBA世界バンタム級王者の堤の初防衛戦。両者は、2020年10月に対戦し引き分け。世界の舞台で完全決着する!堤は昨年10月に井上拓真(大橋)を攻略し戴冠。フィジカルの強さと左右ともに重いパンチで、作戦遂行能力が高いスイッチヒッターだ。比嘉は、昨年9月にWBO王者の武居由樹(大橋)に挑戦。わずかに届かず逃したがあと一歩まで追い詰めてあらためて実力を証明した。回転力を活かしたパワフルな攻撃と駆け引きに長けた右ファイターだ。手の内を知り尽くした再戦。名勝負必至だ!

赤井は昨年10月、ジャブから回転力を活かした連打で6回TKO勝ちし再起に成功。攻撃力に厚みが増した印象だ。盛合は昨年11月の東日本新人王決勝戦以来のリング。身長189cmを活かした打ち下ろしの右ストレートが光る。