世界スーパーバンタム級4団体王者の井上の防衛戦。今年5月にルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ち。初のダウンを喫したが、その後は冷静な試合運びを見せて圧倒した。付け入る隙がないモンスターは、今回も圧巻の強さを見せるつもりだ。ビッグチャンスを掴んだ元IBF世界Sバンタム級王者のドヘニーは、思い切りの良い左オーバーハンドと老獪な試合運びが光るベテランサウスポー。総合力で劣る中で、一発を狙ってくることが予想される。

武居と比嘉によるバンタム級注目の一戦。武居は、今年5月にジェイソン・マロニー(豪)に判定勝ちし9戦目で世界王座奪取に成功。ロングレンジから鋭い踏み込みで強打を打ち込むサウスポーで独特のタイミングを持つ。挑戦者の比嘉は、世界上位ランカーにKO勝ちし完全復調。フライ級時代にKOを量産していた爆発力をバンタム級でも体現している。勝てば、6年5ヶ月ぶりの王座返り咲きを果たす。2021年4月に西田凌佑(六島)と対戦して以来のサウスポーとの対戦だ。KO決着濃厚のバンタム級注目のカード!

平岡は、恵まれた体格を活かしジャブから多彩なコンビネーションで攻め立てるバランスの良いサウスポーだ。ついに掴んだチャンスに闘志を燃やす。WBA世界Sライト級暫定王者のバロッソは、キャリア19年目のベテランサウスポー。ゆったりとしたリズムからやや遅れて出てくる左ストレートが決定力が高く、崩しにくい試合巧者だ。

OPBF&WBO-APウェルター級2冠王者の佐々木の防衛戦。今年5月にジョー・ノイナイ(比)に5回TKO勝ち。左右ともに破壊力のあるパンチと当て勘の良さ、スピードが魅力の若き王者で世界ランキングも着実に上げている。舞台が大きくなればなるほど力を発揮するのも強みだ。挑戦者のバラは178cmの右構えだが、サウスポーにも頻繁になるスイッチヒッターでチャンスにまとめてくる決定力もある。佐々木は、初めてのスイッチヒッターを倒し切れることができるか?佐々木が、世界戦アンダーカードで存在感をアピールする。

激戦区スーパーバンタム級注目の一戦!これが3度目の防衛戦を迎える下町は、179cmの長身を活かしなががら多彩なコンビネーションで攻め立てる技巧派サウスポーで、接近戦でも引かないフィジカルの強さを併せ持つ難攻不落のチャンピオンだ。日本タイトル初挑戦の津川は、ジャブからワンツー、左ボディにつなげるスタイリッシュなスタイルで9連勝中の関西のホープ。下町が持つベルトと世界ランキングを奪いに行く。