2団体(WBC、WBO)で世界1位にランクされている岩田が、11戦全勝のOPBFランカーを迎え撃つ。岩田は、2022年11月の世界戦以降、3連続KO勝ちと復調。緩急をつけたコンビネーションと決定力が上がり世界再挑戦に向けて、着実に進化を遂げている。トリニダードは突出した武器はないものの当て勘の良さに優れた右ボクサーファイター。世界ランカー撃破に闘志を燃やす。

WBO-APフェザー級8位の金子は、シャープなジャブからワンツー左ボディで崩していくスタイリッシュなタイプ。勝ち星すべてがKO勝ちのカサマの攻撃を見切りながら、しっかりと仕留め切りたい。

村田は、距離感と多彩なコンビネーションが魅力の技巧派サウスポー。プロ入り後、着実にキャリアを重ねており、タイトル挑戦をアピールしていきたい。WBO-AP15位のワイルドは、上体が柔らかさをいかしたディフェンスに長けており、打ち終わりに思い切りの良い左右フックを合わせるサウスポーだ。村田としてはボディにパンチを集めて中盤以降に山場を作りたい。

世界ランカーの高見は、今年3月に元日本・OPBF東洋太平洋・WBO-AP王者の堀川謙一(三迫→引退)に6回TKO勝ち。バランスの良さと思い切りのよさが光る右ボクサーファイターでチャンスに仕留めに行く嗅覚に優れている。元世界ランカーのトロハツを撃破し存在感をアピールしたい。