5戦目でタイトル初挑戦の井上は、独特のテンポから繰り出すパンチで相手のリズムを崩していくテクニシャン。勝てば、ベルトと世界ランキング入りというビッグチャンスだ。10ラウンドの長丁場でのペース配分が鍵を握る。これが初防衛戦のバイソンは。昨年12月に山中竜也(真正)に2回TKO勝ちしタイトル奪取に成功。コンパクトな右アッパーでキャンバスに沈めた。井上としては、集中力を保ちながら着実にポイントを重ねていきたい。

日本フェザー級11位の山�ｱはここまで7戦全勝(4KO)。ジャブから決定力の高い右ストレートを主武器にする基本に忠実なスタイル。前戦は、先にダウンを奪われたが倒し返し地力の強さを示した。4戦全勝のジャドゥポンをKOして上位進出をアピールしていきたい。

アマチュア71戦52勝19敗の韓のデビュー戦。韓は、Sフライ級としては173cmと長身で距離感とアマ仕込みのテクニックが光るサウスポー。デビュー戦でWBO-APランカーと拳を交える。16cmの身長差を活かして着実にポイントを重ねていきたい。

山下は回転力を活かした連打とショートアッパーが光る激突型。これが約1年9ヶ月ぶりのリングだ。犬塚はジャブからコンパクトな左のダブルのコンビネーションで攻め立てる基本に忠実なタイプ。A級昇格を懸けて激戦が繰り広げられそうだ。