今年2月に日本王者に輝いた澤田のV1戦。軽快なフットワークを活かしながらテンポの良い攻撃を得意とする澤田だが、ここ数戦は序盤にダウンを奪うなど決定力が増した印象だ。鬼門とされる初防衛戦で進化した姿を見せたい。タイトル初挑戦の堤は、2020年10月に元世界王者の比嘉大吾(志成)と引き分けて以来のリング。フィジカルの強さとアマ仕込みのテクニックを持つスイッチヒッターだ。かつては中嶋一輝(大橋)とも引き分けており実力は折り紙つき。バンタム級注目の一戦!

元日本・OPBF東洋太平洋王者の和氣の再起戦。昨年11月に井上拓真(大橋)とのWBO-AP王座決定戦で敗れた和氣だが、再び王座を目指しリングに戻ってくる。サウスポーとの対戦は2017年9月以来、約4年9ヶ月ぶりだ。日本8位の水谷は、今年3月にノンタイトル戦で勝利。元王者を撃破し存在感を示したいところだ。和氣が得意とするカウンターにどのように対応するのか?

全日本バンタム級新人王の梅津は、破壊力抜群のパンチ力で前評判通りに新人王のタイトルを獲得した。全日本新人王決定戦では、平井乃智(石田)のスイッチ戦法に苦しんだが、豊富な手数で勝利を手繰り寄せた。沖縄から参戦する東は、フィジカルの強さを活かし打ち合いで力を発揮する右ファイター。今年4月に大阪で勝利した。お互いに気持ちが強くガッチリと噛み合いそうだ。

両者は昨年の東日本新人王決勝戦で対戦し篠田が3回KO勝ちしている。全日本新人王の篠田は、サウスポースタイルからグイグイと前に出て強烈な左ストレートで仕留めるハードパンチャー。比連崎はジャブを軸とした右アウトボクサーでスピードを活かした攻撃が魅力だ。半年ぶりに行われるダイレクトリマッチ!進化した姿を見せるのは!?

花森コロナ濃厚接触者と判断されたため棄権 試合中止

見どころ:日本ランカーの花森は、昨年8月に日本王者の古橋岳也(川崎新田)に挑んで以来の再起戦。3回TKO負けを喫したが得たものは大きいはず。主戦場のバンタム級で再起を図る。2度目の日本ランカー挑戦の高木は、来年の3月の誕生日でボクサー定年の37歳を迎える。この試合に勝って日本ランカーの仲間入りを果たしたい。