日本ユース王座初防衛戦を迎える伊佐は、昨年8月に高田勇仁(ライオンズ)に競り勝ち戴冠した。ステップを刻みながらスピード感あふれる攻撃が魅力だ。挑戦者の森は、今年1月に石澤開(M・T)との日本王座決定戦以来の再起戦。持ち前のスピードに加えてタイトル戦での経験を活かしたい。

日本13位の湯川は、パワフルな攻撃が魅力のスイッチヒッター。打ち合いに強く逆転勝ちをするなどメンタルの強さが買いだ。約3年2ヶ月ぶりのリングに上がる櫻井は、距離を詰めて左右フックで攻め込む右ファイターだ。

42歳の高畑はジャブから緩急をつけた攻撃が武器の試合巧者。年齢を重ねる毎に技に磨きがかかっている。2度目のタイトル挑戦に向けて弾みをつけたい。2度目のランカー挑戦の中井は、サウスポースタイルから打ち合いも距離を取ったボクシングもできる万能型。昨年7月に現日本ライト級王者の宇津木秀(ワタナベ)からダウンを奪うなど、ノーランカーが不思議なほどの実力者だ。