中嶋は昨年10月に栗原慶太(一力)に3回TKO負けを喫して以来の再起戦。持ち前の強打を爆発させて復活をアピールしたい。連敗脱出を目指す川島は、打ち合いに付き合わず距離をキープしながらポイントをピックアップしていきたい。

桑原は、昨年7月にユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が保持する日本王座に挑んで以来の再起戦。持ち前のフットワークとハンドスピードに加えて、進化した姿を見せたい。久野は、A級初戦でランカーに挑む。サウスポースタイルから豊富な手数で攻め立てる好戦的なタイプだ。

日本ユース王者石川の初防衛戦。昨年6月に敵地・名古屋で溝越斗夢(緑)に挑戦し、2回TKO勝ちでタイトル奪取に成功した。コンパクトかつ強烈な左フックが魅力で、強打を当てるための組み立てに成長を感じさせる。挑戦者で2019全日本スーパーバンタム級新人王の津川は、約1年4ヶ月ぶりのリング。基本に忠実でキレ味鋭い右ストレートが魅力だ。ユース王座戦らしい闘志あふれるファイトを期待!

安達は1月に試合を予定していたが、相手の加藤寿(熊谷コサカ)が怪我をしたため中止。相手を変えて2022年初戦を行う。宮崎から参戦する甲斐は、今年7月にボクサー定年の37歳を迎える。現役続行の条件とされる日本ランカーになるべく格上に挑む。

湊は、気持ちの強さを前面に押し出すファイターで左右ともに決定力のあるパンチ力を持つ。連敗を脱出して2022年に弾みをつけたい。サウスポー興法は独特のリズムから左ストレートから仕掛ける変則タイプで前戦は、日本ランカーの今川未徠(木更津GB→JB SPORTS)と対戦。格上相手に善戦した。