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[公開練習]2012.9.27

いざ、初陣!?

 10月2日に異例の8回戦デビューを迎える高校7冠の井上尚弥は27日、横浜駅近くにある大橋ジムにて、公開練習を行った。

■フェニックスバトルVol.40・井上尚弥デビュー戦
井上 尚弥(大橋)VSクリソン・オマヤオ(比)
■会場:後楽園ホール
■日時:10月2日(火)
■お問合せ:大橋ジムTEL.045-314-1994
八重樫とマス
 公開練習では、6月20日に井岡一翔(井岡)との日本人初となったWBC・WBA世界王座統一戦のリングに立った、前WBA世界ミニマム級王者でジムの先輩の八重樫東の胸を借り、3ラウンドのマスボクシングで汗を流した。
ミット打ち
 その後は、怪物・尚弥の父でトレーナーを務める井上真吾氏を相手にミット打ちでは、前評判どおりに、力の入った左フックやスピードと切れのある右ストレートを披露した。
大橋会長
 日本プロボクシング協会の会長も務める大橋秀行会長は、村田選手の金メダルで沸いたアマボクシング界からプロに転向し、自身のジムから鳴り物入りでデビューする井上の試合を前に「世界戦並みのプレッシャーを感じる。」と気を引き締めた。
 前売り券が完売した10月2日のデビュー戦には、日本アマチュアボクシング連盟の山根明会長も会場で観戦に訪れるとあって、プロ・アマを超えた日本ボクシング界の更なる発展にも期待が寄せられる。
父・井上真吾氏
 これまで、3ラウンド制のリングで活躍してきた井上選手が、プロデビュー戦では8ラウンド戦うことに関して父・真吾氏は「後半失速することもあったが、ペース配分ができるようになってきた。プロは最後がすごい。」とプロボクシングの戦い方にも慣れてきたと自信を見せた。
 また、当日計量の後に試合を行うアマボクシングとは違い、プロでは前日に計量が行われるため、3キロ弱のリバウンドで試合に挑ませると話す真吾氏は、栄養バランスを考え、鶏がらとニンニクなどを煮込んで作る《真吾スープ》で試合に備えると、独自の調整方法を明かした。。
怪物・井上尚弥
 順調に調整を続ける井上は、デビュー戦に向け「集中あるのみ。打たせないで打つ。自分の距離で戦う。」と気合を入れた。一方で、井岡一翔選手が持つ日本人最速7戦目での世界タイトル獲得記録の更新に関して「その時自信があれば目指すが、今はまだわからない。」と控えめなコメントを口にしたが「戦う階級に敵がいなくなるような世界チャンピオンになりたい。」と高い目標を掲げた。
 日本ボクシング界の注目を集める井上尚弥のデビュー戦は、いよいよ10月2日―。

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