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[試合後談話]2026.2.7

死闘の行方は?梅津奨利vs富施郁哉バンタム級決戦

死闘の行方は?梅津奨利vs富施郁哉バンタム級決戦

 日本バンタム級タイトルマッチが7日、後楽園ホールで開催された「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.40」のセミファイナルで行われ、王者の梅津奨利(27=三谷大和)と同級1位の富施郁哉(27=ワタナベ)が熱戦を繰り広げた。

 鬼門とされる初防衛戦のリングに上がった梅津の強打が爆発したのか? それとも,
富施が王座返り咲きを果たしたのかーー。

 日本バンタム級の頂点を懸けた一戦は、互いの意地と覚悟が交錯する、壮絶な消耗戦となった。
梅津奨利(三谷大和)がドロー防衛
 梅津がフィジカルの強さを活かしボディにパンチを集めれば、サウスポー富施は左ストレートを差し込み譲らず。4回、梅津はロープに詰めて、怒涛の連打で攻め立てるが、ここを踏ん張った富施はワンツー、左ボディアッパーを突き刺した。前半終了時の公開採点は、48-47×2(梅津)、48-47×1(富施)と割れた。6回以降もお互いの意地が真っ向からぶつかり合う総力戦。壮絶な打撃戦は、最後まで続いた。勝敗はジャッジに委ねられ、採点は三者三様の引き分け。会場にはどよめきと拍手が同時に広がった。
「成長を感じた一戦」
 ベルトを死守した梅津は、「富施選手は左の使い方が上手かった。対策していたが、パンチをもらってしまった。でも、ボディも当てていたので、1ポイントか2ポイントは勝っていると思っていた」と率直な心境を吐露。

 「ランキング1位の強い選手と10ラウンド戦えたことは、自分の中で成長できたと思う。中谷さん(中谷潤人=28・M.Tジム)のスパーリングパートナーを2年間務めた経験も自信になっている」と手応えを語った。
「OPBF王座を狙っていきたい」
 三谷大和会長も「相手は『圧倒する』と言っていたので、もっと出てくると思っていた。前半のボディは効いていたと思う。相手のパンチの8割は対応できていた」と内容を評価。「シーソーゲームで、盛り返せるところに成長を感じた。日本人離れしたパワーを活かしたボクシングを教えていきたい」と、今後への期待を口にした。

 梅津自身も「会長が持っていた東洋のベルトを狙っていきたい」と語り、一戦一戦を積み重ねながら、師匠の悲願を果たす未来を見据えた。
「引き分けは負けと同じ」
 一方、王座にあと一歩届かなかった富施は「(引き分けは)負けたのと一緒なので悔しい。接近戦で持っていかれた」と苦笑い。「引き分けは初めてで変な感じ。途中採点は見方次第なのかなと思う。クリーンヒットは自分の方が当てていたと思うが……」と胸中を明かした。それでも「(梅津選手は)思っていたよりも技術がある。パンチだけではない」と王者の実力を認め、敬意を払った。

 町田主計トレーナーも「クリーンヒットでは上回っていた。接近戦の印象は相手の方が良かった。練習してきたことは出せていたが、あと一歩だった」と語り、悔しさを滲ませた。
採点表

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