[試合後会見]2025.7.31
渡邊海vs齋藤麗王! 大逆転KOに大興奮!

WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチが31日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル140」のメインイベントで行われ、王者の渡邊海(22=ライオンズ)と同級1位の齋藤麗王(27=帝拳)がベルトを巡り、熱戦を繰り広げた。
KO決着必至のスーパーフェザー級王座戦は、すごい展開が待ち受けていた!
開始から火花散る打ち合いを展開、渡邊が左フックで効かせると、追撃の右でダウンを先制。再開後、連打から右ストレートでダウンを追加。KO負け寸前の齋藤は、クリンチでなんとかこのラウンドをしのいだ。2回、齋藤はロープに詰めて左ボディで効かせると、連打で猛反撃。3回、守勢を強いられた渡邊はカウンターを狙ったが、齋藤は攻撃の手を緩めず、これでもかと連打を繰り出すと、ダメージの深さを考慮したレフェリーがストップ! 齋藤が大逆転KO勝ちで新王者に輝いた。
タイトル初挑戦で戴冠した齋藤は、「前日計量で『ベルトは(勝ったときの)おまけ』と言っていたが、やっぱりうれしいですね」と勝利の味を噛み締めながら、静かにほほ笑んだ。
「2回目にダウンした時は、やばいと思った。このラウンドは何とかしのごうと思った。2ラウンドの中盤から一気に(相手の)スタミナが落ちたのがわかった」と、逆転KO劇を振り返った。
昨日(30日)に同門の高見亨介(22=帝拳)がWBA世界ライトフライ級新王者になり、勝利のバトンを受け取った。齋藤は「明日は、高校の同級生の湯場海樹(26=YUVAX)の再起戦、明後日は帝拳ジムの先輩、日曜日には高校の同級生の井上彪(26=六島)がタイトルマッチを控えていて、良い流れを作れたと思う」と語った。
群雄割拠のスーパーフェザー級に、、新たに誕生した新王者は、「これからも面白い試合をしていきたいし、もっと上を目指していく」と、さらなる精進を誓った。
一方、逆転負けを喫した渡邊は、「(ダウンを奪い)初回で倒せると思い、相手の土俵で戦ってしまった。連打を浴びたが、その中でフックとストレートの相撃ちを狙ったが、手数にやられた。齋藤選手はタフだった」と気丈に振り返った。
父・渡邊利矢マネージャーは、「本人は打ち合いの中でも勝てると思って、あのような展開になった。海はまだ22歳。今回の試合は良いキャリアになった」と、最後まで勝負を諦めず打ち返した海を労った。
帰り際、渡邊海は「またやり返しますよ」とリベンジを誓い、会場を後にした。
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