[試合後談話]2025.5.8
川島郭志の愛弟子・比連崎爽晏楽が出陣!

日本スーパーフライ級4位の比連崎爽晏楽(ひれざき・そあら/28=川島)が8日、後楽園ホールで開催された「アンタッチャブルファイト」のメインイベントに出場。スーパーフライ級8回戦でディオネル・ディオコス(31=比)と対戦した。
元WBC世界スーパーフライ級王者の川島郭志会長の愛弟子である比連崎は、タイトル挑戦をアピールすることができたのかーー。
序盤から比連崎がジャブから左ボディにつなげて、積極的な攻撃を展開。3回、ディオコスは右フックを引っかけて、ダウンを先取。中盤以降、比連崎は足を使いながら左ボディを軸に攻め立てて、ポイントを加点。相手に付け入る隙を与えなかった。
顔に傷一つなく、囲み取材に応じた比連崎は、「パンチを当てるのが難しく、時々パンチを振ってくるので、アグレッシブにいけなかった。ダウンは滑って倒れたと思うが、上体が浮いたところにもらってしまったので、仕方がない」と、快勝にも苦笑いを浮かべた。
現在、日本ランキング4位でタイトル挑戦に期待が高まる中、「今回の内容では、まだまだ。練習するしかない」と最後まで気を緩めず、精進を誓った。
川島会長は、「今日は勝ち方を見たかった。打っても下がり切ってしまうので、すぐに攻撃ができない。今回からフィジカルトレーニングを取り入れたが、スタミナがまだ足りず連打が出ない。試合が盛り上がらないのは、そういうところ」と辛口採点をつけた。「避けてすぐに打つ。練習で染み込ませていくしかない。力はついているので、完成まであと少し」と、今後の成長に期待を寄せた。
一方、最後まで倒れることを拒否したディオコスは、「ダウンを奪ったのは右フックで、手応えは感じなかった。比連崎は良いボクサーだが、パンチがないね」と敗戦を受け入れ、笑顔で試合を振り返った。
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