[試合後談話]2025.5.5
中野幹士が初のラスベガス戦で魅せた!

OPBF東洋太平洋フェザー級王者の中野幹士(29=帝拳)が日本時間の5日、米国ラスベガス・Tモバイルアリーナで、ペドロ・マルケス・メディナ(30=プエルトリコ)とフェザー級10回戦で対戦した。
キャリア13戦目で、初のラスベガス進出を果たした中野のパフォーマンスに注目が集まった。
米国ファンの脳裏に刻まれるインパクト大の勝利を挙げた。初回こそ動きが硬かったサウスポー中野だが、2回に左ストレート、右フックで立て続けにダウンをゲット。立ち上がったマルケスは、左右フックを振りながら抵抗した。3回、中野は左ストレートで3度目のダウンを奪うと、4回に左ボディストレートから右ボディで倒し、最後は右ボディでフィニッシュした。これまでダウン経験がないマルケスを、5度も倒して圧勝した。
試合後、取材に応じた中野は、「ガードが固くて良い選手だと思っていたので、こんなに上手くいくとは思わなかった。ダウンする度に立ち上がってきたので『なんで立つんだよ〜』と思いながら戦った。日本とは違い、応援している人の顔が見えないので、異国感があった」と、ラスベガスでの試合の感想を語った。
この日、米スポーツ専門局ESPNでゲスト出演したIBF(国際ボクシング連盟)フェザー級王者のアンジェロ・レオ(30=米)が祝福するために会見場に現れた。この日、中野の試合を初めて見たレオは、「すごくシャープなパンチを打つ良い選手。今、IBF8位なので、いつかマッチアップすると思う」とコメントした。
レオは5月24日(土)、インテックス大阪で同級1位の亀田和毅(33=TMK)を迎えて防衛戦に臨む。
中野は「(この先、レオ選手と決まったら)やりたい。いつ組まれてもいいように、一日一日を大切にしていきたい」と、さらなる精進を誓うと、「機会があるならまた、米国で試合がしたい」と、米国での試合を希望した。
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