スーパーミドル級4冠戦カネロvsスカル

　WBA&WBOスーパー&WBCスーパーミドル級王者サウル”カネロ”アルバレス(34=メキシコ)が日本時間の4日、アメリカ大陸を出て、初の世界戦を決行。サウジアラビアのリヤドで、IBF世界同級王者のウィリアム・スカル(32=キューバ)と、スーパーミドル級4冠の統一戦に臨んだ。

　スーパーミドル級4冠王座統一戦、初回、カネロはいつものようにジワリと追いながら様子を見た。上背で勝るスカルは真っ直ぐのパンチを多用。ボディを狙い始めるカネロ、足と軽打を続けるスカル、共に手数は出ないままラウンドは重なっていく。9回にはレフェリーからアクションを促される場面もあり、カネロはボディアタックを強めるも、スカルを止めることはできず。ほぼペースは変わらないまま、試合は終わった。判定は3-0(119-109、116-112、115-113)でカネロが判定勝利、再びスーパーミドル級の4冠王座を統一した。

　試合終了後には勝者カネロの前にWBA&WBO暫定スーパーウェルター級王者のテレンス・クロフォード(37=米)がリングイン。カネロの4冠王座挑戦を今年9月12日、米国のラスベガスで行われることがアナウンスされた。