[試合後会見]2025.4.13
国本陸vs京原和輝! 大阪決戦は衝撃の一撃KO!

チャンピオンカーニバル、日本ミドル級タイトルマッチ、王者の国本陸(27=六島)対同級1位の京原和輝(27=博多協栄)が13日、大阪市立住吉区民センターで開催された「コスメフェリーチェ株式会社 presents You will be the Champion 22」のメインイベントで行われた。
3年4ヶ月ぶりにベルトを懸けて再び拳を交えた一戦、ミドル級国内ナンバーワンの国本がチャンピオンの力を示したのか? それとも、福岡から乗り込んできた京原がリベンジを果たしたのかーー。
試合が始まると、テンポよくジャブを突いて足でリズムを作った京原が右ストレートを初回から強振、チャンピオンの国本はガードを固めて、ジャブを打ってプレスを強めた。試合が動いたのは2回、京原が初回と同様に手数を増やして先に仕掛けたが、国本は冷静に右に右ストレートを合わせた。キャンバスに叩きつけられてダウンした京原は立ちあがろうとしたが、足元が定まらず。10カウントが数え上げられた。
返り討ちを果たし日本王座4度目の防衛に成功した国本は、「最初から来ると思っていたが、想像以上に力強かった。しかし、オーストラリアでのスパーリング合宿で、もっと体が大きな選手とやってきたので、焦ることはなかった。最後に決めた右ストレートは、自然と出たパンチ」と試合運び同様、冷静に試合を振り返った。
国内ミドル級において、改めて最強を証明した国本は「アジアの強い選手と戦っていきたい。外国人選手とやりたい」と、世界に向けてのステップアップを誓った。
六島ジムの枝川孝会長は「ムキにならずに自然と右ストレートが出たのは成長の証」と5連続KO勝ちに及第点を与えたが、「かなり力をつけているが、世界となるとまだまだ」と付け加えた。
今後はOPBF東洋太平洋王座を狙っていく意向を示した。
一方、ベルトを獲得することができなかった京原は「ジャブを合わせようとしたら、逆に合わせられた。最後は何をもらったか覚えていない。国本選手は前回より強かった。向こうが上だった」と気丈に振り返ると、国本の控室を訪れてお互いに健闘を称え合った。
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