[試合後談話]2025.4.6
WBO-AP女子ミニマム級王者ロリト麻理菜のV1戦!

WBOアジアパシフィック女子ミニマム級王者のロリト麻理菜(31=エスペランサ)が6日、大阪・堺市産業振興センターイベントホールで開催された「STAY GOLDvol5.GODFISTBOXING これが拳闘 Vol.4 Lightning Battle vol.1 泉大津から世界へ」のメインイベントに出場、挑戦者でWBCアジア・ライトフライ級王者のピーヤラック・セーンポーグラーン(24=タイ)を迎えて、初防衛戦に臨んだ。
3団体(WBA・IBF・WBO)で世界ランキング入りしているロリトは、世界をアピールすることができたのか?
序盤から、ロリトがスピードを活かしたボクシングでペースを掌握。出入りを活かしながら、右ストレート、左ボディを決めて、ポイントを加点した。この日のロリトは、重心を落しての右ストレートも光り、後半になっても運動量を落さず、完勝した。
初防衛に成功したロリトは、「相手は思い切ってパンチを振ってくるので、出入りを意識して戦った。初めての外国人選手との試合で、(日本人とは)リズムが違いやりにくかった。勝ててホッとしている」と大粒の汗を拭いながら、試合を振り返った。
それでも、「倒せるチャンスがあったのに、単発に終わってしまった。世界で戦うにはコンビネーションを出していかないといけない」と、反省点を挙げるのも忘れなかった。ロリトは「世界戦ができるのであれば、どこでもいく」と言葉に力を込めた
エスペランサジムの橋本隆志会長は、「打ち終わりと離れ際のパンチを気をつけるように対策してきた。フィジカルを強化して、練習してきたボディ打ちも出ていた」と、ロリトのパフォーマンスに及第点を与えた。
世界ランキングも上位に来ており、年内の世界戦に期待が高まる。
一方、ベルトを獲得することができなかったピーヤラックは、「相手はスピードがあって、最後まで懐に入ることができなかった」と完敗を認めると、「チャンスがあったら、また日本で戦いたい」と再来日を希望した。
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