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世界ユース金メダリストで、アマチュア9冠の堤麗斗(22=志成)が21日、東京・後楽園ホールで開催された「Life Time Boxing Fights 26」で行われた日本プロボクシング史上3人目のA級プロテストで、元OPBF東洋太平洋、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の木村吉光(28=志成)との3分3ラウンドの公開スパーリングに臨み、見事合格した。
A級プロテスト合格通知を受け取った堤麗斗は、「まずは、プロとして資格を得られてホッとしてます」と、汗を拭うと、後楽園ホールで生観戦したファンと、ABEMAのライブ配信の視聴者に感謝の気持ちを伝えた。「世界チャンピオン、その先を目指して、世界にアピールしていきたい。まだ何も出来てないので、デビュー戦をしっかりいい内容で勝って、ひとつずつクリアして、強い選手にも挑戦していきたい。世界への道を応援してくれたら嬉しいです」と、リング上のフラッシュインタビューに答えた。

控え室で取材に応じた堤麗斗は、「最後のラウンドは、左ストレートで魅せたかった。(プロテストの)自己採点は50〜60点。試合だったらもっと魅せられる。公開プロテストはプロとしての雰囲気を味わうことができて楽しかった。アマチュアの時よりパンチの質やインパクトが上がっているのを実感する。プロになって長いラウンドを戦うことになるので、良い意味で力みすぎないように注意しながら戦っていきたい」と、公開プロテストを振り返った。

すでに世界を視野に高い目標を掲げた22歳の期待のサウスポーは、「理想は、バム(ジェシー・ロドリゲス)やロマチェンコのような動きで、フィニッシュはタンク(ジャーボンタ・デービス)のようなボクシング。兄(堤駿斗)と比べられるのは仕方がないが、堤麗斗として評価してもらえたら」と、抱負を語った。

リヤド・シーズンを主催するサウジサラビアのトゥルキ・アラルシク長官のラブコールに関して、「最初は本物かどうかわからなかったが、公式マークがついていたので本物だと。びっくりした。デビューもしていないのに、素直に嬉しい。モチベーションが上がった。いい試合をしてアピールしていきたい。日本だけに限らず、海外でも戦っていきたい」と、驚いた様子だった。

志成ジムの二宮雄介マネジャーは、堤のプロキャリアに関して、「2年以内に10戦目で世界をイメージしていきたい。デビュー戦は、5月を目処にアジアランカーの予定」と、プランを述べた。
