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日本ボクシングコミッション(JBC)がアジア全体の連携をめざす一環として、『第3回ミャンマープロボクシング大会』が、現地時間1月25日、ヤンゴン市内のテインピュースタジアムで開催された。プロボクシングの公式試合記録がないミャンマーを日本が先導する形で、昨年も2回、大会が行われた。今大会では、新人選手を中心とした計11試合。過去2大会で起こらなかったKO、TKOでの決着が複数あり、ミャンマー人選手個々ではなく、ミャンマー全体が、プロボクシングの技術や試合運びを順調に学んでいる兆しを伺わせた。次の舞台は日本の大阪――。

大阪に遠征するギンサイ・マウン(左)
6回戦に出場した選手には、昨年のミャンマー選手権で優勝したアマチュアの実力者、ギンサイ・マウン(19=ミャンマー)もおり、2月24日、大阪・阿倍野区民センターで開催される『BENKEI FIGHT vol.4』でチェ・ヨンドゥ(30=KWORLD3)と対戦することが決まっている。

左からナウ・ポン、ギンサイ・マウン、ソウリン・アウン
同日には他にも、ソウリン・アウン(19=ミャンマー)が政所椋(24=KWORLD3)とメインイベントで対戦する他、ナウ・ポン(21=ミャンマー)は森本竜馬(22=KWORLD3)と対戦が決まっており、3選手の日本遠征は、ボクシング文化の発展をさらに促す契機になることが期待される。

日本語学校を訪問した田中氏
また、今大会でレフェリングの中心を担った田中浩二氏は、大会翌日に現地の日本語学校を訪れて特別講師を務めた。田中氏は生徒に自身のボクシング体験を紹介しながら「好きなことを続ける大切さ」を説き、「もし遠回りになってでも、日本を愛する気持ちを人生に役立ててください」とアドバイスした。

ヤンゴン市内は春節(中国の旧正月)を祝っている。
次回の第4回大会は、3月15日に開催が予定されている。
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