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日本スーパーフェザー級王者の奈良井翼(25=RK蒲田)とWBO-AP同級王者の渡邊海(22=ライオンズ)が24日、有明アリーナで、60.0kg契約ノンタイトル10回戦で対戦した。

最初から最後まで緊張感のある攻撃が続いたが、ダウンシーンはなかった。3回に奈良井が渡邊のバランスを崩したが、詰めきれず。
判定2-1(94-96,96-94,96-94)で、奈良井が勝利した。

リング上でフラッシュインタビューに答えた奈良井は「KOしたかったんですけど、(渡邊が)上手くて、できなかった。最初はいいのが当たって、グラつかせたんですが、渡邊選手の上手さに邪魔された」と試合を振り返った。今日の試合じゃ、お客さんも涼しくなってしまったので、毎日練習頑張って、また、こういう大きい舞台で戦いたい」。「判定になったけど、相手が強かったので、父ちゃんも母ちゃんも勘弁してくれ」と笑顔を見せた。

試合後会見で奈良井は「下馬評では負けていたので、勝てたことは素直に嬉しい。相手も上手くてなかなかパンチが当たらなくて。後半、相手も来てくれたので打ち合った」と試合を振り返った。試合後、「コーナーに戻ってセコンドに『勝ったかなぁ?』と聞いたら『微妙やな』と言われたので、(勝利には)確信が持てなかった」とし、「相手がグラついた3ラウンドはチャンスだ!と思い、いこうと思ったが、相手のパンチが生きていたので深追いせず、削っていこうと思った」と語った。


試合後会見に応じた渡邊は「開口一番、「練習不足です。それだけです」と悔しそうな表情を浮かべた。「事実上の統一戦で、スーパーフェザー級でどっちが残れるかという試合だったので、気合が入っていたが空回りしてしまった」と唇を噛み締めると「最終ラウンドの打ち合いでバランスを崩して、見栄えが悪かった。3-0でもおかしくない内容だと思っていたので、判定が割れたのを聞いた時も負けたなと思った」と結果を受け入れた。
3ラウンドにバランスを崩したパンチは「見えなかった。一瞬だけ効いてしまったが、その後は動けた」と振り返った。
今後については「次の試合までゼロというか、基礎から立て直して、一から練習して頑張りたい」と再起を誓った。