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日本スーパーバンタム級タイトル戦が24日、有明アリーナで行われ、4度目の防衛を目指すチャンピオンの下町俊貴(28=グリーンツダ)に平野岬(28=三松S)が挑んだ。

6回、最初に右でダウンを奪ったサウスポーの下町だったが、最終回、前で勝負に出た平野が右ストレートでダウンを奪い返した。
判定は2-0(94-94,95-93,95-93)で、チャンピオンの下町がベルトを守った。

試合後、リング上のインタビューで下町は「ありがとうございます。また2連チャンでこの会場でやってしまった。ダウンを奪われた。同じような展開だったので、見せ場を作りにいったら、ダウンを奪われた」と、普段どおり冷静に試合を振り返った。

4度目の防衛に成功した下町は、試合後会見にも応じ、「また、やっちゃったな。悔しいですね。あんまり緊張しないが、今日はいつもより緊張してた。勝手にプレッシャーを感じてた。勝って当たり前と予想されていたので、内容を見せなあかんと思って、そこにプレッシャーを感じた」と、ビッグイベントの会場の雰囲気に、普段どおりのボクシングをすることに苦労したようだ。

6回に奪ったダウンに関しては「相手もそんなに効いてないと思うが、タイミングよくダウンが取れたのはよかった」と及第点を付けたが、「当てづらい、打ち終わりも顔を動かしながらくるので、やりづらかった」と、挑戦者の平野と戦った印象を口にした。今後に関しては「今日の内容では何も言えないので、決められた試合をクリアしていくだけです」と、控えめのコメントに徹した。

試合後、会見に応じた平野は「今回は試合が延期になって、準備できる時間が増えて全力でやれて良かった。初タイトルという、なかなかないチャンスをもらって、ものにしたかったが負けてしまった。次に活かせればと思う」と、サバサバとした表情で語った。
最終ラウンドに取ったダウンについて記者に問われると「試合をするからには、諦めずに最後まで戦いたいと思っていたので、気持ちで奪ったダウンだった」と答え、1者が引き分けに付けたジャッジについては「ボクシングは結果が全て。ラウンドを取られたのが悪かった」と答えると、さっぱりとした顔で会見場を後にした。