[試合後会見]2025.1.18
中野幹士vs英洸貴! 衝撃KOに後楽園ホールが揺れた!

OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチが18日、後楽園ホールで開催された「第28回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントとして行われ、王者の中野幹士(29=帝拳)と同級12位の英洸貴(はなぶさ・ひろき/26=カシミ)が熱戦を繰り広げた。
初防衛戦を迎えた中野の強打が爆発したのか? それとも、北陸の雄・英が攻略したのかーー。
"鉄の拳"と称される中野の強打が爆発した。中間距離で激しいペース争いを繰り広げる中、サウスポー中野が左ストレートをヒット。3回、中野の左アッパーが決まると、英は一回転する形でダウン。再開後、連打から右フックで倒して、10カウントを聞かせた。
見事なKO勝ちで初防衛に成功した中野は、「最初にダウンを奪った左アッパーは、練習していたパンチで手応えがあった。相手は気持ちが強いので、飲まれないように戦った」と冷静に振り返り、「世界ランキングに入っているが、実力が伴っていないので、粟生さん(粟生隆寛トレーナー)に鍛えてもらう」と謙虚に語った。
帝拳ジムの本田明彦会長は、「アジアは卒業。うちのチャンピオンの中でも頭ひとつ抜けている。次戦は間違いなく世界ランカーとさせる」と明言した。
一方、悔しい敗戦となった英は、「(ダウンしたパンチは)何をもらったか覚えていない。序盤は思っていたよりパンチを感じなかったが、倒れたので強いのでしょう。足を使いながら下(ボディ)に意識させておいて、中盤から仕掛けていくつもりだった」と声を振り絞って、「出直します」と巻き返しを誓った。
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