[試合後談話]2024.12.1
愛知県津島市で樫谷樹歌と橋場大樹が熱戦!

タイガーウィングボクサーフィットネスクラブ初興行「千代田不動産presents Gate of success the虎の穴.1」が1日、愛知・津島市文化会館大ホールで行われた。
メインイベントの54.5kg契約6回戦では、2023年度中日本バンタム級新人王の樫谷樹歌(22=タイガー)と橋場大樹(25=宮田)が対戦した。
中間距離でし烈なペース争いが繰り広げられる中、樫谷がワンツーを好打。サウスポー橋場も要所で左ストレートを決めて、採点が難しいラウンドが続いた。最終6回、パンチを交錯させる中、樫谷の有効打が上回った。
接戦を制した樫谷は、試合後に「映像で見た以上にやりにくくて、序盤は踏み込めなかったが、4ラウンドから思い切って攻めたら当たりだした。ホームで勝つことができて、うれしい」と満面の笑顔を浮かべた。
日本ユース王座を狙っていく
この勝利よりA級昇格を決めた樫谷は、「ここからがスタートライン。チャンスがあったら、日本ユース王座を狙っていきたい」と、2025年の目標を掲げた。
一方、あとわずかのところで勝利を逃した橋場は、「勝ったかなと思ったが…。初めての6ラウンドでペース配分を考えすぎて、攻めきれなかった」と肩を落としつつ、「アウェーだが特に気にならなかった。6ラウンド戦い切ることができたのは収穫。この敗戦を糧に、ここから這い上がります」と、力強い言葉を残した。
第2試合バンタム級4回戦では、佐治大輝(22=タイガー)と蓮田智(34=本田フィットネス)が激突。サウスポー佐治がプレスをかけてワンツー、右フックで先手を奪うと、左ストレートで蓮田を倒してフィニッシュに持ち込んだ。
会心のKO勝ちを飾った佐治は、「今日は絶対にKOで勝つと決めていた。相手が下がったので、仕留めに行った」と自信たっぷりに語り、さらに実家から会場まで車で5分という地元の利を活かしての勝利に、喜びを隠せなかった。
陸上競技からボクシングへ
中学1年から大学1年まで陸上競技(400m走)に打ち込んでいた佐治だが、「以前から興味があって」大学2年でジムに入門した。現在、大学4年生で、卒業後は企業への就職が決まっている。
佐治は「来年は、会長も獲っている全日本新人王を目指す」と未来に希望を抱いた。
タイガーウィングボクサーフィットネスクラブの中野博会長は、「無事に終えてホッとしている。100点とはいかないが、2人とも勝って良かった」と初の自主興行を振り返り、今後は年3回の開催を予定していることを発表した。次回は4月8日(日)、愛知県刈谷市あいおいホールで実施される。
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