ABCジム期待の新鋭に期待!

　泉北ジム、勝輝ジム、ABCジム共催の「FRESH BOXINGVol.6 Team一丸Vol.7 DO OR DIE MATCH Vol.1」が明日(24日)、大阪・金岡体育館で開催される。それに先がけ、23日に大阪堺市内のジムで前日計量が行われた。

　大阪大正区にあるABCボクシングジムからは川渕一統(20)と杉山迅(19)が出場する。

　アマチュアインターハイ優勝、選抜大会優勝の実績を持つ川渕は、第5試合74.0kg契約6回戦で、美柑英男(39=渥美)を相手にデビュー戦に臨む。川渕は契約体重を800g下回る73.2kg、美柑は600gアンダーの73.4kgでパスした。

　興國高校ボクシング部で実績を残した後、大学に進学した川渕だが、「早くプロになりたくて」と1年で中退し、プロの世界に飛び込んできた。川渕は「相手はベテランなので、気を抜かずしっかりと戦いたい。パンチ力を見てほしい」と拳を握りしめた。

　杉山は、第2試合スーパーフライ級4回戦で國田虎之朗(21=セレス)と拳を交える。杉山は200gアンダーの51.9kg、國田は400gアンダーの51.7kgで計量を終えた。

　2戦目のリングに上がる杉山は、「スピードを活かしたボクシングで、チャンスが来たら倒しに行く。ここを勝って、来年の新人王を目指す」と意気込んだ。

　2000年にジムを設立したABCジムは、今年1月にプロ加盟し、今回が初めての自主興行。松本憲亮会長は、「子どもの時からうちのジムで始めた2人が、ここでプロになると言ってくれたのでプロ加盟した。明日は思い切り暴れてほしい」と期待を寄せた。