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WBO(世界ボクシング機構)バンタム級1位の比嘉大吾(28=志成)が19日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。
世界2階級制覇を目指す比嘉は、9月3日(火)、有明アリーナで王者の武居由樹(28=大橋)に挑戦する。比嘉が世界戦の舞台に上がるのは、2018年4月以来、約6年5ヶ月ぶりだ。
デビューから比嘉と二人三脚で歩んできた野木丈司トレーナーが、偵察に来ていた八重樫東トレーナーに対し、あえて比嘉の癖を明かした。
世界2階級制覇を目指す比嘉は、9月3日(火)、有明アリーナで王者の武居由樹(28=大橋)に挑戦する。比嘉が世界戦の舞台に上がるのは、2018年4月以来、約6年5ヶ月ぶりだ。
デビューから比嘉と二人三脚で歩んできた野木丈司トレーナーが、偵察に来ていた八重樫東トレーナーに対し、あえて比嘉の癖を明かした。
野木丈司トレーナーと歩んできた
「すでに心理的な駆け引きがある。大吾は入り際に一瞬、グッと頭を下げる癖があるが、それをフェイントにしてどう(懐に)入るかを細かく練習している」。武居陣営も把握していることをわかった上で、野木氏は比嘉の癖を話した。野木氏の発言を聞いた八重樫氏は苦笑いした。
あえて比嘉の癖を明かした野木丈司トレーナー!
世界の舞台に戻ってきた比嘉は、「ワクワクとドキドキが入り混じっている。スパーリングも順調にこなして、体重も落ちている」と仕上がりの良さを強調した。バンタム級リミットまで残り5kgだという。
あえて比嘉の癖を明かした野木丈司トレーナー!
世界の舞台に戻ってきた比嘉は、「ワクワクとドキドキが入り混じっている。スパーリングも順調にこなして、体重も落ちている」と仕上がりの良さを強調した。バンタム級リミットまで残り5kgだという。
「気持ちが体についてきた」
野木氏は、「今は疲労のピークだが、計画通り。チャンピオンも八重樫トレーナーも仲間意識が強くて大好きだが、せっかくいただいたチャンスなので、勝負に徹する。雑念があったら勝てない」と、合同階段ダッシュトレーニングで切磋琢磨してきた仲間だが、余計な感情は捨てて、ベルト奪取に全力を注ぐとした。
続けて、「(計量失格による出場停止からの)復帰後(2020年2月)、初めて気持ちが体についてきている。復帰後の、これまでの試合は参考にならない」と、比嘉の進化に太鼓判を押した。フライ級世界チャンピオン時代に見せていた躍動感あふれる動きが見られそうだ。
続けて、「(計量失格による出場停止からの)復帰後(2020年2月)、初めて気持ちが体についてきている。復帰後の、これまでの試合は参考にならない」と、比嘉の進化に太鼓判を押した。フライ級世界チャンピオン時代に見せていた躍動感あふれる動きが見られそうだ。
サウスポー相手でも問題なし
世界戦の話が具体化する前の練習中に比嘉が、「自分に勝つって気持ちがいいですね」と野木氏に言ったことがきっかけだという。それまでは苦しい練習になると、嫌な顔をすることもあったが、充実した表情を見せた。その後、世界戦が正式決定した。野木氏は、タイミングを見計らって比嘉を喫茶店に呼び出して、「ここからは本腰を入れてやろう。(世界戦まで)残り2ヶ月半だけ頑張ろう」と発破をかけた。
野木氏は、「気持ちが入っている時と、そうでない時はびっくりするくらい違う。フライ級を思い出して懐かしく感じた。ここ2戦、鮮やかにKOしているが、さらにパンチが乗っている。今までとは違う」と王座奪還に自信を示した。
野木氏は、「気持ちが入っている時と、そうでない時はびっくりするくらい違う。フライ級を思い出して懐かしく感じた。ここ2戦、鮮やかにKOしているが、さらにパンチが乗っている。今までとは違う」と王座奪還に自信を示した。
「しっかりと獲る」
会見後には、シャドーボクシング、サンドバッグ打ち、ランニングマシンを全力疾走した後に、全力サンドバッグ打ちを披露。大声を上げながら強打を叩き込み、大粒の汗を流した。
比嘉は「バンタム級は熱い階級。まずはタイトルを獲ること。精一杯がんばる」と言葉に力を込めた。
比嘉は「バンタム級は熱い階級。まずはタイトルを獲ること。精一杯がんばる」と言葉に力を込めた。
八重樫東トレーナー
公開練習後に囲み取材に応じた八重樫氏は、「顔色も良くて、いつもの比嘉大吾。打つ時の癖が出ていたので、やっぱりそうかと。野木さんの裏をかく。比嘉選手で一番怖いのは気持ちが乗っている時」と警戒心を強めると、「敬意を持って戦う。どっちみち、どちらかが倒れる試合になる」と、KO決着を予想した。