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[会見]2024.7.16

武居由樹と比嘉大吾が9月3日(火)に対決!

 WBO世界バンタム級チャンピオンの武居由樹(28=大橋)が16日、都内で会見を開き、元WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾(28=志成)を挑戦者に迎えて、9月3日(火)に有明アリーナで初防衛戦に臨むことを発表した。この日の会見には、比嘉もキャンプ先からオンラインで参加し、意気込みを語った。

「バチッとKOする」
 初防衛戦で元世界チャンピオンを迎え撃つ武居は、「大吾選手と決まって面白そうなカードでワクワクしている。ガンガン前に出てくる気持ちが強いハードパンチャー。多分、前に出てくると思うので、対応してバチッとKOする」と代名詞であるKO決着を予告した。
比嘉とはトレーニングした仲
 武居と比嘉は、志成ジムの野木丈司トレーナーが指導する、階段ダッシュトレーニングで高め合ってきた。「マロニー戦の前も『絶対に勝って来いよ』と言ってくれる優しい方」と挑戦者の人間性をリスペクトした。同い年だが、ボクシングキャリアで先輩の比嘉に対し、「大吾さん」と呼んでいた。「いつかは覚えていないが、かなり前」と前置きした上で、一度だけスパーリングで拳を交えたことも明かした。

「突破力がある選手」八重樫東トレーナー

 武居とコンビを組む八重樫東トレーナーは、「(比嘉選手は)自分が現役時代に野木トレーナーの下で一緒にトレーニングした仲間。決まって驚きはしたが、客観的に見て良いカード」と対戦を心待ちにすると、「突破力がある選手なので武居の距離や独特のタイミングを突破された時にどう戦うか」と警戒心を強めた。
オンラインで会見に出席
 長野県霧ヶ峰高原で走り込み合宿中のため、オンラインで会見に臨んだ比嘉は、「挑戦を受けていただきありがとうございます。ここまで戻ってくることができた」と約6年5ヶ月ぶりの世界戦を喜ぶと、「パンチがある選手で、(ボクシングの)教科書にない変則的なパンチを打ってくる。初めて戦うタイプなので、リング上でしっかりと対応したい」と世界王座返り咲きを誓った。
「自分がドキドキするカードを用意している」大橋秀行会長
 大橋秀行会長は、「お互いにパンチがあり好戦的。これはやらない手はない。こういう試合がボクシングの人気を広げていく。自分がドキドキするようなカードを心掛けている」と、世界的プロモーターとして知られるようになった今でも、マッチメークはファン目線のまま。9月3日のカードも目が離せない。
「どっちに転んでも早めに終わる」
 鬼門の初防衛戦を迎える武居だが、「バンタム級4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)のうちの一つは獲ることができたが、他のチャンピオンは、自分より上にいると思っている。まだまだ、気を緩められるような立場ではない。世界チャンピオンになってからもずっと気を引き締めている」と謙虚な姿勢を貫いた。その上で、「良くも悪くも噛み合う。バチバチの試合をしたい。どっちに転んでも、この試合は早めに終わると思う。どっちが得意な土俵に引きずり込めるか」と言葉に力を込めた。

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