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[公開練習]2024.7.1

井岡一翔! ロドリゲスとの3団体王座統一を希望!

 WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級王者の井岡一翔(35=志成)が1日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 7月7日(日)に両国国技館で、IBF(国際ボクシング連盟)同級王者のフェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との王座統一戦に臨む井岡は、「ずっとやりたかったエストラーダ選手と試合をして、バムが勝った。現段階では、彼が一番評価が高い選手。バムを倒すことで、自分自身の評価が得られる。標的は変わったがやるべきことは変わらない。まずは、この試合を勝って3団体統一できたら」と、日本時間30日に米国フェニックスでファン・フランシスコ・エストラーダ(34=メキシコ)に7回KO勝ちし、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級新チャンピオンに輝いたジェシー・ロドリゲス(24=米)を意識しつつ、目の前に王座統一戦に全力を注ぐ決意を示した。

 試合の模様は、ABEMAで全試合無料ライブ配信される。
WBC王者ジェシー・ロドリゲス(米)
 「自分の試合も控えているので」とエストラーダvsロドリゲス戦は、SNSでダウンシーンだけ見たようだが、結果は気になっていたという。

 井岡は「エストラーダが負けてショックではないが、同世代でやってきて、勝ってほしかったという表現はおかしいが『若手には負けていない』というところを見せてもらって、自分も勝つことで、エストラーダ選手とやるのがストーリーだった」と、ずっと追い求めてきたエストラーダの敗戦を少し残念がったが、「自分は、バムの兄ジョシュア・フランコとも戦っているし、縁もあると思う。ストーリーは変わったが、自分がやるべきことは変わらない」と考えを示した。
「気持ちも体も作れている」
 この試合に向けて、米国ラスベガスでスパーリング合宿を敢行。WBC世界フライ級5位のアンジェリーノ・コルドバ(28=ベネズエラ)ら、手数が多いファイタータイプとのスパーリングで、マルティネス対策に時間を費やした。「前戦を上回る成長をするために、気持ちも体も作ってきた。できることはやってきた」と、万全の仕上がりに手応えを掴んでいた。
佐々木修平トレーナーも太鼓判を押した
 コンビを組む佐々木修平トレーナーは、「コルトバ選手は、(マルティネス選手に)スタイルが似ているので、良い調整ができた。体重も含めて、いつも以上に順調」と、コンディションの良さに太鼓判を押した。
「相手が得意とする距離で上回る」
 4月22日(月)に行われた発表会見で、ファイタータイプのマルティネスとあえて相手の土俵で戦う姿勢を見せたが、考えは変わらない。「マルティネス選手は、接近戦が強いが、そこの距離で止めないといけない。ただ、単に打ち合うだけではなく、自分のスタイルの中で、彼が得意とする距離で上回りたい。厳しい試合になると思うが、覚悟している」と言葉に力を込めた。
7月7日(日)両国国技館
 会見後には、シャドーボクシングを1ラウンド披露した。「王座統一戦ができるのは、ありがたいこと。感謝の気持ちをリングで結果として出したい」。注目のスーパーフライ級王座統一戦まで、あとわずかだ!

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