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WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級タイトルマッチが11日、都内の大田区総合体育館で行われ、チャンピオンのフェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)と前チャンピオンの井岡一翔(36=志成)が再戦した。試合後、マルティネスの会見の後、井岡一翔と志成ジムの佐々木修平会長が囲み会見に応じた。

試合に関しては、前回と同様にプレッシャーをかけて、手数を緩めず好戦的に詰めてきたマルティネスに対して、前だけではなく、後ろでも対応したことを、昨年7月の第一戦との違いとした。
「昨年7月に戦った時と同じ、1ラウンドから激しい試合で、全身全霊で戦った。ダウンを取って負けている感覚はないが、勝っているかもわからない。彼との試合は熱くなって客観視ができず、12ラウンドがあっという間に過ぎた。結果が全てなので、期待に応えられず悔しい。勝てれば良かったが、やり切った気持ちもある」と悔しさを滲ませながらも、力を出し切った表情を浮かべた。
「悔しいがやり切れた」
続けて「(マルティネスは)近い距離だと連打が止まらない。それを外すために前と後でズラしながら攻防することを意識してやった。カウンターのタイミングを取る一瞬一瞬が難しかった。熱くなりすぎたが、前回より準備してきたことを出せた。(マルティネスが休んでる際)向き合った時に前に行けないプレッシャーがあり、駆け引きをしていたらズルズルといってしまったが、勝てない相手ではない」と10ヶ月ぶりに拳を交えたマルティネスとの激闘を振り返った。
「勝てない相手ではない」
「前回は涙を流したが、周りの支えてくれる人たちへの涙。今回は自分がやったことの結果で、涙を流すことはない。この試合に向けて、1日1日を噛み締めてきた。まだ自分に限界は感じていない」と言葉に力を込めた。

今後に関する質問には「限界は感じていない」と、キッパリ。「この試合に集中してきて、(試合で)やるべきことはやった」と、振り返った現役レジェンドは、36歳という年齢も、この日の試合結果も踏まえた上で、『引退』することは、はっきりと否定した。
佐々木会長は、「ポイントが取れてるのか、取れてないのか、わからない状態で試合を進めていた」と述べ、「マルティネスは、前回よりも苦しんでいるように見えた」と、試合を振り返った。

