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[試合後談話]2024.5.17

激アツ! 日本ユース王座戦!

 日本ユース・スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の津川龍也(23=ミツキ)対挑戦者の森田翔大(23=森岡)の一戦が16日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル116」のセミファイナルで行われた。

 連勝中の津川が初防衛に成功したのか? それとも、A級初戦でタイトルに挑んだ森田が戴冠したのかーー。
津川龍也(ミツキ)が初防衛に成功
 鋭く速いジャブでリズムを作った長身の津川に対して、出入りのボクシングで、距離を潰そうとした森田だったが、2回に左ボディから右ボディアッパーを、みぞおちに打ち込まれた森田が、前のめりに手をつくところに、間髪入れずに左ボディを叩いた津川がダウンを奪った。立ち上がった森田だったが、レフェリーは、10カウントを数え上げた。
「改善点が見つかった」
 初防衛に成功した津川は、「初回はやりにくさもあって硬かった。『そうきたか』と。接近戦でボディは狙っていったが、そこはできたと思う。収穫は改善点がたくさん見つかったこと」と冷静に試合を振り返った。
「上を目指していく」
 この試合に向けて、WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上拓真(31=大橋)とのスパーリングで腕を磨いた。「接近戦での右アッパーや距離の潰し方とか、勉強になった」。

 今後の目標を聞かれた津川は、「自分はまだまだです。次は上のタイトルに挑戦したい」と抱負を語った。
「目がボヤけてしまった」
 一方、悔しい敗戦となった森田は、「入り際にジャブを合わされて、目がボヤけてしまった。勝つために練習してきたので悔しい」と痛めた左目を冷やしながら、唇を噛み締めた。それでも、「ここまでやってきたことは、無駄ではないと思う。これを糧に成長していきたい」と巻き返しを誓った。
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