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[ショートインタビュー]2023.9.4

ホープ石井武志が世界ランカーに挑む!

 日本ミニマム級7位の石井武志(23=大橋)は、9月12日(火)、後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル104」のセミファイナル、ミニマム級8回戦で、元OPBF東洋太平洋同級王者でWBC(世界ボクシング評議会)14位のリト・ダンテ(33=比)と拳を交える。

 昨年12月に全日本新人王に輝いた石井は、その後も序盤で相手をキャンバスに沈めて、7戦全勝(6KO)と無敗をキープしている。

 ダンテは、石井の5倍のキャリアを持つ古豪で、これまで一度もKO負けがないタフガイだ。8戦目で世界ランキング入りのチャンスを掴んだ石井は、「気合いが入っている」と燃えていた。
「削り合いになる」
 「前回の試合前に(ダンテ選手との試合の話を)聞いていたので、意識していた。強い相手とやりたかった」と言うと、「自分と似たようなタイプなので、近距離での体力の削り合いになると思う」と激戦を予想した。
「スタミナには自信がある」
 新人王戦後は、いずれも序盤で仕留めている。これまでの最長が4ラウンドで、スタミナ面が試されていないが、「長いラウンドの方が得意。削り合いになった時の方が、自分の良さが出るはず」と自信を示した。
パワーアップに成功
 現在、元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナーが考案したフィジカルトレーニングを週2回、先輩でOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹がキックボクシング時代に所属していた「パワーオブドリーム」でのフィジカルトレーングを週2回。その上でジムワークと、徹底的に鍛え込んでいる。以前より明らかに二の腕が太くなり、パワーアップを感じさせた。
「勝って評価を上げる」
 石井が見据えるのは、高田勇仁(25=ライオンズ)が持つ日本タイトルだ。「チャンスが来たら是非とも挑戦したい」。「ダンテ選手を倒せば、一気に評価が上がると思う。理想は8ラウンド削り合って、最後に倒したい」と力強く拳を握りしめた。

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