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[試合後会見]2023.9.3

和氣慎吾が岡山で世界ランカーと激突!

 元日本・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(36=FLARE山上)が3日、コンベックス岡山で開催された「3150 FIGHT SURVIVAL vol.8」のメインイベントに出場。56.2kg契約8回戦で、WBO(世界ボクシング機構)同級13位のホセ・ベラスケス(33=チリ)と対戦した。

 約9年ぶりに地元岡山のリングに上がった和氣が、世界ランキング返り咲きを目指し、南米の強豪と激突した。
世界ランカーを撃破!
 ラフに攻めてくるベラスケスに対し、サウスポー和氣は足を使いながら、左ボディアッパーをヒット。ブンブンと左右フックを振り回すベラスケスを上手く捌きながら、ワンツーを好打した。相手の右フックを浴びて膝を揺らした和氣だが、後半も集中力を切らすことなく上下に打ち分けて、ジャッジに攻勢をアピールした。
「岡山で勝ててうれしい」
 試合後、日本スーパーバンタム級3位の中川麦茶(34=一力)がリングに上がり、対戦を呼び掛けたが和氣は取り合わなかった。 

 地元で世界ランキング返り咲きを確実とした和氣は「しんどい試合だった。相手はイメージ以上に前に出てきてやりづらかった。最後まで集中力を切らさないことを意識して戦った。効いたパンチもあったが、地元での試合だったので『絶対に倒れないぞ』という思いだった」。「どんな内容でも勝ったことが収穫。地元で勝つっていいですね」と笑みを浮かべた。

 今後の目標を聞かれると、「やっと世界ランキングに復帰できるので、ランキングを上げて、必ず世界の舞台に立つ」と言葉に力を込めた。
来年も岡山で!
 亀田興毅ファウンダーは「相性が悪い相手だったが、よく勝った」と和氣の勝利を評価。その上で、「次はボクシングの駆け引きができる世界上位ランカーとの試合が見たい」と語った。

 全国行脚第1弾として行われた岡山大会は、2200人が詰めかけて超満員で大成功を収めた。「岡山では、これからも定期的に開催していきたい。来年はスケールアップして『3150 FIGHT』としてできれば」と話した。
「再戦したい」
 一方、悔しい敗戦となったベラスケスは「前半、攻めていたし、悪くても引き分けかなと思ったが…。敵地での試合だし、採点は仕方がない。勝った和氣を褒めてあげたい」と気丈に答えた。
採点表

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